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ジプシドン (ジプラシドン)

ジプシドン (ジプラシドン)は、非定型抗精神病薬です。統合失調症や躁病の治療に使用されます。

同義語

ジオドン Geodon

有効成分

ジプラシドン Ziprasidone

その他のブランド名

ジオドンジェネリック,ジプシドン,Zipsydon

包装

30, 50

製造元

Sun Pharma

形状

カプセル

含有量

20 mg, 40mg, 50 mg

製造国

インド

SKU

2979

【ジプシドン (ジプラシドン)】食事と一緒に服用下さい。

【ジプシドン (ジプラシドン)】アルコールと一緒に摂取した場合、過度の眠気や鎮静作用が増すことがあります。

【ジプシドン (ジプラシドン)】妊娠中に使用するのは危険です。動物研究では胎児に悪影響を及ぼしていますが、ヒトでの研究は限られています。妊婦へ使用する利益がリスクを上回る場合には許容される可能性もあります。医師にご相談ください。

【ジプシドン (ジプラシドン)】母乳育児中の使用は、安全ではありません。ヒトでの研究データが限られていることから、この薬は乳児にとって重大なリスクになる可能性があります。

【ジプシドン (ジプラシドン)】めまいや眠気を感じたり、注意散漫になる可能性があります。そのような症状が見られたら車の運転などは控えて下さい。

【ジプシドン (ジプラシドン)】腎疾患での使用は恐らくは安全です。情報は限られてはいますが、用量変更の必要はありません。医師へご相談下さい。

【ジプシドン (ジプラシドン)】肝疾患がある場合は、注意が必要です。用量調整が必要となることがありますので医師へご相談下さい。

シルデナフィル

ジプラシドン

使用方法
ジプシドン (ジプラシドン)は、統合失調症および躁病の治療に使用されます。
効能・効果
ジプシドン (ジプラシドン)は非定型抗精神病薬です。 思考に影響を及ぼす脳内の特定の化学的メッセンジャーの作用を調節することによって作用します。
一般的な副作用
頭痛、吐き気、嘔吐、眠気、視力異常、ジストニア、アカシジア、虚弱、パーキンソニズム、めまい、気道感染症
専門家のアドバイス
  • 心不全、心臓発作、長いQT症候群(不規則な心拍)または不規則な心拍を引き起こす可能性のある薬を服用するなどの、心臓疾患がある場合、ジプシドン (ジプラシドン)を服用する前に、医師へご確認下さい。
  • 糖尿病でない場合でも、この薬を服用している間に高血糖(血糖値の上昇、極度の渇き、頻尿、極度の空腹、視力の低下、または衰弱などの症状)を経験することがあります。
  • ジプシドン (ジプラシドン)は眠気、めまいの原因となることがあります。車を運転したり、機械を操作したりといった注意を要する作業は安全に行うことができると確認できるまで控えて下さい。
  • ジプシドン (ジプラシドン)での治療中は、アルコールを控えて下さい。副作用が悪化する可能性があります。
  • NMS(神経弛緩性悪性症候群)は、おそらくジプシドン (ジプラシドン)によって引き起こされる可能性のある致命的な症候群です。症状としては、発熱、筋肉の硬直、混乱、異常思考、速い、または不規則な心拍、および発汗などがあります。これらの症状が見られた場合は、すぐに医師に相談してください。
  • ジプシドン (ジプラシドン)を服用している高齢者の場合は、腕、足、舌、顔、口、顎などの筋肉の動き(例えば、舌が突き出るなど)が制御できない場合があります。このような問題がある場合は、すぐに医者に相談してください。
  • ジプシドン (ジプラシドン)の服用により免疫力が低下する可能性があります。風邪や感染症のある人との接触を避けて下さい。
  • ジプシドン (ジプラシドン)を使用している間、電解質レベル、完全血球数(CBC)、または空腹時血糖値を含むラボ検査を受け、症状が監視されることがあります。
  • 妊娠中、妊娠を予定しているか、または、授乳中である場合は、医師にご相談ください。
よくある質問
Q.ジプシドン (ジプラシドン)は麻薬、ベンゾジアゼパム、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)、規制薬物、またアヘン剤ですか?
ジプシドン (ジプラシドン)は、麻薬性はなく、ベンゾジアゼパム、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)、規制薬物、またアヘン剤ではありません。

Q.ジプシドン (ジプラシドン)は中毒性ですか?
ジプシドン (ジプラシドン)は中毒性はありません。

Q.ジプシドン (ジプラシドン)をザナックス、タイレノール、イブプロフェン、ベナドリル、ナイキル、メラトニン、トラゾドンと一緒に服用できますか?
ジプシドン (ジプラシドン)はこれらの薬物と相互作用することがあります。 薬の選択肢については医師の指示に従って下さい。

Q.ジプシドン (ジプラシドン)は体重の増加や便秘を引き起こしますか、また、気分が高揚したり眠気を催したり疲労を感じたりしますか?
ジプシドン (ジプラシドン)はこれらの副作用を引き起こす可能性があります。ジプシドン (ジプラシドン)による治療中にこういった異常な問題が発生した場合は、医師にご相談ください。
基本情報
ジプラシドンはファイザー社が開発した抗精神病薬です。こちらは同成分のジェネリック薬品となっております。 おもに統合失調症、双極性障害(躁うつ病)の症状を和らげるために使用されます。 従来の統合失調症治療薬と比べ副作用が少ないとされています。 1998年に最初の販売承認を取得(米国では2001年)した後、現在では83の国と地域で統合失調薬として幅広く使われております。
統合失調症はかつて精神分裂病と呼ばれていた精神疾患で、約100人に一人が罹患すると言われています。考えや気持ちがまとまらず、妄想や幻覚などを伴う多様な症状を示す症候群です。

○被害妄想や強迫観念などの思考内容の障害などを特徴とする陽性症状
○感情が外部に現われない、他人と意志の疎通ができないなどの症状を持つ 陰性症状
○集中力、記憶力、整理能力などに問題が生じる認知障害
に分類されます。統合失調症ではこのうちのひとつあるいはいずれかの症状が発現します。統合失調症の原因は未だ明確には解明されていませんが、脳内の神経伝達物質であるドーパミンの過活動が原因であるという仮説が広く受け入れられています。

統合失調症の治療
○薬物療法を含む、精神療法、リハビリテーションなどを並行して行なう。
薬物療法は抗精神病薬が中心となる。

抗精神病薬は、定型抗精神病薬と呼ばれる第一世代と、非定型抗精神病薬やSDA(セロトニン・ドパミン拮抗剤)と呼ばれる第二世代の2つに大きく分けるこ とができますが、陽性症状に効く反面で陰性症状には効きにくく、また錐体外路症状などの副作用が出やすい第一世代の抗精神病薬に代わり、現在では、 1990年代に登場した第二世代の抗精神病薬が主流になっています。またその世界市場におけるシェアは90%以上とも言われています。
脳内伝達物質は、受容体と呼ばれる受け皿と結合することでその作用を発揮しますが、第一世代抗精神病薬では、主にドパミンD2受容体を遮断することによって抗精神病作用を発揮しています。

しかし第二世代抗精神病薬においてはこの作用に加え、脳の中枢神経に存在し人間の精神活動に大きく影響するセロトニンの受容体のひとつであるセロトニン 2A受容体(5-HT2A)も遮断することで、第一世代で問題となっていた錐体外路症状、高プロラクチン血症、遅発性ジスキネジアなどの副作用が出にくい という特長を持っています。
ジプシドンの有効成分であるジプラシドンは、このほかにも糖代謝異常発生リスクが低く、血糖値上昇作用や体重増加作用がほとんどないことが分かっています。 また、ジプラシドンは、セロトニン、ドーパミン、α(アルファ)アドレナリン受容体に高い親和性を示すとともに、ヒスタミン受容体にもわずかながらの親和性を示すことで拮抗作用を発揮します。

作用機序は明らかになってはいないものの、セロトニンとノルアドレナリンの再取り込みに対しても阻害作用を持つとの報告もあります。そのため、ジプシドンは統合失調症以外でも、そう状態とうつ状態が周期的に入れ替わる双極性障害や、感情や意欲、社会性などが欠如する陰性症状にも効果を発揮します。米国では、ジプラシドンは統合失調症治療の第一選択薬のひとつとして治療ガイドラインに記載され、また米国精神医学会(APA)のガイドラインでも急性期の治療での第一選択薬として認められています。
警告
○お客さまの自己責任にてお使いいただけますようお願いします。
○他の薬を使用している場合は使用前に医師と相談すること。
○妊婦、または妊娠している可能性のある場合の使用は避けること。
○お子様の手の届かない場所に保管して下さい。
○服用後に体に異変を感じましたら、すぐ医師などにご相談下さい。
○開封後は涼しい直射日光を避けて保管して下さい。
○高齢者へは慎重に投与してください。
○定期的に血糖値の検査をおこなうようにしてください。
○本剤の成分に対しアレルギーをもっている場合の使用はできません。
慎重投与
下記の症状を持っている場合には医師へ知らせてください。
糖尿病(ジプラシドンは血糖値を上げる場合があります。)
発作やてんかん
パーキンソン病、アルツハイマー病Q
T延長症候群の既往歴
心臓発作や脳卒中の既往歴
カリウムやマグネシウムの血中濃度が低い
肝疾患
腎臓病
相互作用
【併用禁忌】
下記のお薬との併用は禁忌です。
・QTを延長させる薬
・カルバマゼピン
・ケトコナゾール
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