エナラプリル (レニベース ジェネリック)
エナラプリルは降圧剤です。アンジオテンシンⅡの生成を阻害し、血管拡張をさせます。副作用も少なく、安全であるため広く利用されています。 慢性心不全(軽症~中等症)の病状があり、ジギタリス製剤、利尿剤等の基礎治療剤を投与しても十分な効果が認められない場合に効果のあるお薬です。
レニベース ジェネリック, Generic Vasotec
エナラプリル, Enalapril
エナラート錠, エナラプリルM錠10「EMEC」, エナラプリルM錠2.5「EMEC」, エナラプリルM錠5「EMEC」, エナラプリル錠2.5MEEK, エナラプリル錠5MEEK, エナリン錠2.5mg, エナリン錠5mg, カルネート錠10mg, カルネート錠2.5mg, カルネート錠5mg, ザクール錠10, ザクール錠2.5, ザクール錠5, シンベノン錠10, シンベノン錠5, スパシオール錠10mg, スパシオール錠5mg, セリース錠2.5mg, セリース錠5mg, ファルプリル錠2.5, ファルプリル錠5, プリルキシン錠5, ラリルドン錠10mg, ラリルドン錠2.5mg, ラリルドン錠5mg, レニベース錠10, レニベース錠2.5, レニベース錠5, レニベーゼ錠10, レニベーゼ錠2.5, レニベーゼ錠5, レニメック錠10, レニメック錠2.5, レニメック錠5, レノペント錠10, レノペント錠2.5, レノペント錠5, レビンベース錠5mg, レリート錠2.5, レリート錠5, ディルバス, Dilvas, エンバス, Envas, その他
15,28,30, 50, 150
USV, Cipla, Cadila Pharma, ジェネリック各社
錠
10 mg, 5 mg, 2.5 mg
インド, イギリス
45
【エナラプリル】食事の1時間か2時間後の服用が推奨されています。また、投薬中はカリウムサプリメントやバナナ、ブロッコリーなど、カリウムが豊富な食品の摂取は避けて下さい。
【エナラプリル】アルコールとの相互作用は不明です。 医師に相談してください。
【エナラプリル】妊娠中に使用するのは安全ではありません。ヒトの胎児へのリスクがあるという肯定的な証拠がありますが、例えば生命を脅かすような状況で妊婦へ使用する利益がリスクを上回る場合には許容される可能性もあります。医師にご相談ください。
【エナラプリル】母乳育中の使用は恐らく安全です。ヒトでの研究データは限られていますが、薬が乳児に重大なリスクがないことが示されてます。それでも出産直後の使用は避けるべきです。
【エナラプリル】めまい、眠気、疲労を感じたり、注意散漫になることがあります。 そのような症状が見られた場合は、車の運転や機械の操作は控えて下さい。
【エナラプリル】腎疾患がある場合は注意が必要です。用量調整が必要となることがありますので医師へご相談ください。定期的な血圧測定、腎機能検査、カリウムレベル確認が推奨されています。
【エナラプリル】肝疾患がある場合は注意が必要です。用量調整が必要となることがありますので医師へご相談ください。投薬中に疲労感がみられたり肌や目に黄疸がみられたり白い便が出た場合は医師に連絡して下さい。
エナラプリル
- エナラプリルは血圧の改善に使用されます。
- 血圧を下げることで、将来的な心臓発作や脳卒中の疾患率を低下させます。
- 長期的な使用を前提として、心不全の治療にも使用されます。
- このお薬は糖尿病や軽度から中程度の腎疾患がある場合に腎機能を保護する上で有用です。
- 使用開始後、最初の数日はめまいを感じることがあります。横になった姿勢から立ちあがる際にはゆっくりと体を起こして下さい。
- もし、めまいや咳、喉の炎症がなくならない場合は、医師へご相談下さい。
- エナラプリルは、血液中のカリウムレベルを上昇させる可能性があります。カリウムサプリメントやバナナ、ブロッコリーなどのカリウムが豊富に含まれる食品の摂取は避けて下さい。
- 妊娠中や授乳中には服用しないで下さい。もし投薬中に妊娠が分かった場合は直ちに医師へご相談下さい。
いいえ、エナラプリルは、アンギオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤と言われるクラスに属しています。
Q.エナラプリルはラミプリルと同じですか?
エナラプリルおよびラミプリルは、同様の作用を有する同じカテゴリーの薬物に属していますが、その効果は個々の反応によって異なります。
Q.エナラプリルは安全ですか?
医師から指示された所定の期間、用量で使用される限りエナラプリルは安全です。
Q.エナラプリル、エンバス5、エンバス2.5とは何ですか?
エナラプリルは、アンジオテンシン変換酵素(ACE)と呼ばれる薬物のクラスに属しています。エンバス5、エンバス2.5は、エナラプリルの商品名のひとつです。
Q.エナラプリルはジェネリック医薬品ですか?
エナラプリルはジェネリック医薬品です。エンバスを始め、様々な商品名で販売されています。
Q.エナラプリルはプロドラッグですか?
はい、エナラプリルは活性代謝物を形成するプロドラッグです。
Q.イブプロフェン、タイレノール、アスピリン、バイアグラ、マグネシウム、シアリス(タダラフィル)、シンバルタ(デュロキセチン)と一緒にエナラプリルを服用できますか?
アスピリンはエナンプリルの降圧効果を高めます。薬の併用については医師の指示に従ってください。
Q.エナラプリルは体重の変化、咳、脱毛、眠気、血糖の変化、心拍数の低下の原因となりますか。
エナラプリルは、体重の変化、咳、または、血糖値の低下を引き起こすことがあります。副作用の可能性については医師にご確認下さい。
※用量は症状等により異なりますので、以下は目安としてお読み下さい。
【用法】
エナラプリル錠は、医師に処方された期間に従って服用を継続することが非常に大切です。
処方量を超えて服用してはいけません。
錠剤の分割線は、錠剤を飲み込むことが困難な場合にのみ使用して下さい。
【用量】
用量は症状や他の薬の服用状況により異なります。通常の用量は以下の通りです。
高血圧:
通常、初回投与量として1回5~20mgを1日1回服用します。
患者によっては、これよりも低い用量から服用を開始することがあります。
通常、長期投与量としては、1回20mgを1日1回服用します。
最大長期投与量は、1回40mgを1日1回の服用です。
心不全:
通常、初回投与量として1回2.5mgを1日1回服用します。
医師により、適切な用量に達するまで段階的に増量されます。
通常、長期投与量としては、1日20mgを1日1回もしくは2回に分割して服用します。
最大長期投与量は、1日40mgを1日2回に分けての服用です。
腎障害患者:
用量は腎臓の機能具合に応じて異なります。
中等度の腎障害・・・1日5~10mg
重度の腎障害・・・1日2.5mg
透析を受けている場合・・・1日2.5mg ※透析を受ける日は、血圧に応じて用量が変更されることがあります。
高齢患者:
腎機能に応じて医師が用量を決定します。
小児患者:
高血圧を患う子供へのエナラプリル錠使用例は限られています。
子供が錠剤を飲み込むことができる場合、用量は子供の体重および血圧に基づいて決定されます。
通常、初回投与量は次の通りです。
体重20~50kg・・・1日2.5mg
体重50kgを超える場合・・・1日5mg
用量は子供の必要性に応じて変更されることがあります。
体重20~50kg・・・1日最大20mg
体重50kgを超える場合・・・1日最大
エナラプリル錠は、新生児(生後1週間)および腎障害を患う子供への使用は推奨されません。
【過量服用した場合】
直ちに医師に連絡して下さい。
過量服用すると、ふらつきやめまいが起こることがあります。これは血圧の過度もしくは突然の低下によるものです。
【服用を忘れた場合】
服用を忘れた場合は1回分を飛ばし、次の予定時間から通常通り服用を再開して下さい。
忘れた用量を補うために倍量服用してはいけません。
【服用を中止する場合】
医師の指示が無い限りは、服用を中止しないで下さい。
(2)心臓、腎臓や肝臓の悪い人など持病のある人は医師と相談すること
(3)本剤の成分に対しアレルギーをもっている患者へ使用をさけること
○血管浮腫の既往歴のある患者(アンギオテンシン変換酵素阻害剤等の薬剤による血管浮腫、遺伝性血管浮腫、後天性血管浮腫、特発性血管浮腫など)
○デキストラン硫酸固定化セルロース、トリプトファン固定化ポリビニルアルコール又はポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシスを行っている場合
○アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜(AN69)を用いた血液透析を行っている場合
○妊娠中、または妊娠している可能性がある場合
○本剤に含まれる成分に対して過敏症の既往歴がある場合
○両側性腎動脈狭窄がある場合
○片腎で腎動脈狭窄がある場合
○重い腎機能障害がある場合
○高カリウム血症の場合
○脳血管障害がある場合
○高齢者
デキストラン硫酸固定化セルロース、トリプトファン固定化ポリビニルアルコール又はポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシスを行うこと(リポソーバー、イムソーバTR、セルソーバ等)、アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜を用いた透析(AN69)
【併用注意】
カリウム保持性利尿剤
・スピロノラクトン
・トリアムテレン
カリウム補給剤
・塩化カリウム
利尿降圧剤、利尿剤
・ヒドロクロロチアジド
リチウム
・炭酸リチウム
アドレナリン作動性ニューロン遮断薬
・硫酸グアネチジン
ニトログリセリン
非ステロイド性消炎鎮痛剤
・インドメタシン等
リファンピシン
カリジノゲナーゼ製剤
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