プロピオン酸ベクロメタゾン（キュバール ジェネリック）　吸入剤

プロピオン酸ベクロメタゾン　吸入剤カプセルは、重度のアレルギー反応、アレルギー疾患、喘息、皮膚疾患および眼疾患の治療に使用されます。

プロピオン酸ベクロメタゾン　吸入剤カプセルは、コルチコステロイドと呼ばれる一群のステロイド薬に属します。 プロピオン酸ベクロメタゾン　吸入剤カプセルは、炎症を引き起こす免疫およびアレルギー反応を担う細胞からの特定の化学物質の放出を阻止することによって作用します。

電解質の不均衡、体脂肪の再分布/蓄積、骨の劣化、感染のリスクの増加、筋肉の障害、血圧の上昇、皮膚に傷が現われる、骨の成長の変化、行動の変化、血糖値の上昇、白内障

• 気分が良いと感じてもプロピオン酸ベクロメタゾン　吸入剤カプセルの服用を止めないでください。いつ、どのように薬の服用を停止するかについては医師の指示に従ってください。
• プロピオン酸ベクロメタゾン　吸入剤カプセルは、医師に相談することなく、3ヶ月以上連続して使用しないでください。
• 妊娠中、妊娠を計画中である場合、または授乳中の場合は、医師に相談してください。
• 一部の人は、プロピオン酸ベクロメタゾン　吸入剤カプセルを服用した後に眠気を感じることがあります。薬物がご自身の体に与える影響を知るまで、車の運転などの注意を必要とする活動を行わないでください。

Q.プロピオン酸ベクロメタゾン　吸入剤カプセルはどのくらいの期間服用できますか？
服用期間は、治療中の疾患によります。医師のアドバイスに従ってください。

Q.スダフェド、プソイドエフェドリン、パラセタモール、抗ヒスタミン剤、セチリジン、イブプロフェンなどとプロピオン酸ベクロメタゾン　吸入剤カプセルを併用できますか？
はい、プソイドエフェドリン、パラセタモール、セチリジン、イブプロフェンは、プロピオン酸ベクロメタゾン　吸入剤カプセルと併用することができます。 薬を変更する前に医師に相談してください。

Q.プロピオン酸ベクロメタゾン　吸入剤カプセルは体重増加を引き起こしますか？
プロピオン酸ベクロメタゾン　吸入剤カプセルは長期間使用した後に体重の増加を引き起こす可能性があります。体重の増加が見られる場合は医師に相談してください。

Q.プロピオン酸ベクロメタゾン　吸入剤カプセルは安全ですか？
プロピオン酸ベクロメタゾン　吸入剤カプセルは、医師の指示に従って、規定の用量で使用する限り安全です。

本剤は有効成分：ベクロメタゾンが配合された吸入剤カプセルです。ベクロメタゾンは、コルチコステロイドと呼ばれるステロイド剤の一種で、喘息発作の防止に使われます。既に起こっている喘息発作を鎮めるものではありません。

コルチコステロイドは、もともと副腎で自然に生成されるホルモンであす。炎症反応をコントロールするなど重要な機能を担っています。ベクロメタゾンは、合成コルチコステロイドで肺の炎症を抑える作用があります。

【気管支喘息について】

アレルギー、細菌感染、ウイルス感染などを引き金として発作的な呼吸器症状（喘鳴、呼吸困難、咳など）を呈する疾患です。そうした因子とのかかわり方はそれぞれですが、慢性の気道炎症、気流の制限、気道の過敏症などを基本的な症状として持つ疾患症状です。世界の喘息患者数は約３億人にも上るとされていますが未だ詳しいことは解明されていない複雑な疾患です。気管支喘息は近年では単に喘息とも呼ばれるようになっています。免疫不全症のひとつでもあるため、アトピーなどを併発することも多い。気道が狭まり呼吸ができなくなれば、死に至ることもあるため、長期に渡る日々の管理が大切です。特に子供の場合、発作の予防及び発作時に必要なお薬を正しい用量、正しいタイミングで使用するために家族や周囲の協力が欠かせません。咳の発作は夜や早朝に起こりやすい特徴があります。

子供の喘息はそのほとんど（9割）がアレルギー因子によるものである一方、大人の場合はアレルギーを因子にもつものは6割程度です。つまり、半分近くの４割はアレルギー体質でなくてもかかる可能性があるということです。アレルギーを引き起こす原因となるアレルゲンには、ダニ、カビ、ペットの毛、花粉、ハウスダストなどがあります。アレルギー以外の喘息を引き起こす要因となるものには、タバコ、ストレス、大気汚染、温度・湿度の変化、鎮痛解熱剤、風邪などがあります。近年、成人してから喘息を発症する人が多くなっているといいます。喘息はアレルギー体質の子供に多いという先入観から、自分がまさか喘息だとは思わずに症状が出ても大したことないと放置してしまうケースも多くあるようです。夜間や朝方の咳がなかなかよくならない、安静にしていても息苦しさを感じるなどの症状に気が付いたら、そのままにせずに専門医に診てもらうことが喘息を悪化させてないためには大切です。また、発作を起こさないためにアレルゲンやその他の発作誘因を避けましょう。

勝手な判断で使用を中断したり、用量を変えたりすることは絶対にしないで下さい。必ず医師に相談して下さい。

下記の場合の使用はできません。
本剤に含まれる成分に対してアレルギーの既往歴がある場合。
結核に感染している場合の使用は原則としてできません。

下記の場合の使用は特に慎重に進める必要があります。場合によっては使用できないこともありえます。事前に医師に該当を伝えて下さい。
○細菌や真菌による重い感染症にかかっている場合

長期に多用量を使用する場合は、副腎皮質を慎重にモニターしてください。

その他の気管支拡張薬（例：アルブテロール、ピルブテロール、サルメテロールなど）を使用している場合、ベクロメタゾンを使用する前に気管支拡張薬を使用すること。気管支が拡張することで、効率よくベクロメタゾンを肺へ吸入することができます。