パンリパーゼ (パンクレリパーゼ)

嚢胞性線維症または他の一定の状態によって引き起こされる膵臓の問題（外分泌膵機能不全）があるために、食物を適切に消化できない患者の食物消化を改善します。医師の判断により他の病状にも使用される可能性があります。

パンリパーゼ (パンクレリパーゼ)は消化酵素の組み合わせです。体がタンパク質、デンプン、脂肪を消化するのを助けることによって作用します。

頻繁に報告される副作用としては、頭痛が挙げられます。

皮膚の発疹または蕁麻疹が見られた場合は、直ちに医師へご報告下さい。

また、高用量で、腸閉塞、下痢、吐き気、胃の痙攣または痛み、血尿、関節痛、足や足または下肢の腫脹などが報告されています。

本剤（有効成分：パンクレリパーゼ）は食べ物の消化を助けるお薬で非代償期の慢性膵炎、膵切除、膵嚢胞線維症等に伴う膵外分泌機能不全（PEI : Pancreatic Exocrine Insufficiency）に対する膵酵素補充療法に使われます。アミラーゼ、リパーゼ、およびプロテアーゼ（ブタの膵臓から抽出・精製）を含み、パンクレアチンと比べて、非常に高力価があります。十二指腸まで溶けずに成分が届けられるようコーティング設計されていますので、効率的に消化、吸収を促し、栄養状態を改善されることが期待できます。 ブタたんぱく質に対して過敏症の既往歴がある場合の使用は禁忌とされています。

本剤の成分に対し過敏症の既往歴がある場合。また、ブタ蛋白質に対して過敏症の既往歴がある場合の使用は禁忌。

○パンクレリパーゼに対してアレルギーがある場合、事前に医師または薬剤師に伝えてください。
○ブタおよびブタ由来の成分に対してアレルギがある場合、およびその他のアレルギーがある場合は、医師または薬剤師に事前に伝えてください。本剤には、アレルギー反応やその他の問題を引き起こすおそれのある不活性成分が含まれる可能性があります。
○本剤の使用前に下記の既往歴がある場合は事前に医師または薬剤師に伝えてください。
痛風腎疾患、血液中の高尿酸値（高尿酸血症）、腸閉塞など
○パンクレリパーゼは血糖値に影響を与える可能性があります。糖尿病に罹患している場合、医師の指示どおりに定期的に血糖値をチェックしてください。医者により糖尿病投薬、運動プログラム、食事調整を行う必要があります。
○手術を受ける前に、使用している全ての薬剤（処方薬、非処方薬、およびハーブ製品を含む）全ての薬剤を医師および歯科医に伝えること。
○妊娠中に、本剤を使用するばあいは本剤を使用することによる利点とリスクを十分に検討したうえでやむを得ない場合に限り使用すること。医師と患者双方で本剤による利点とリスクを十分に話し合うこと。
○本剤の母乳への移行については不明です。授乳前に医師にご相談ください。

パンリパーゼ （パンクレリパーゼ） カプセル　は他薬剤との併用による相互作用から、重篤な副作用のリスクを増大する可能性があります。ここに記載の情報は起こりうる薬物相互作用全てを網羅するものではありません。使用している処方薬、非処方箋薬、ハーブ製品を含むあなたが使用するすべての薬剤についての情報をを医師に伝えてください。医師の指示無く、勝手な自己判断で、本剤および使用中の薬剤の使用開始、停止、または使用量の変更などを絶対に行わないこと。 パンリパーゼ （パンクレリパーゼ） カプセル　と相互作用を起こす可能性のある薬
アカルボース、ミグリトール

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断可能な場合にのみ使用します。妊娠中の使用に対しての安全性は確立されていません。

低出生体重児、新生児に対する安全性は確立されていません。

過剰摂取が疑われる場合、ただちに毒物管理センターまたは緊急治療室にお問い合わせください。
他の人とこの製品を共有しないでください。
医師または薬剤師に相談することなく、パッケージやパンクレリパーゼの剤形に変更を加えないこと

服用を忘れた場合、次の食事の後で指示されれたとおりの用量を服用します。忘れた分を含めて指定の２倍の用量を服用してはいけません。 湿気を避けて、遮光保存してください。高温を避けて室温で保管してください。
バスルームには保管しないでください。子供やペットの手の届かない場所に保管してください。 指示がない限り、トイレや下水へ本剤を流すことはしてはいけません。期限が切れたり、不要の際は適切な方法で廃棄すること。薬剤師またはお住まいの地域の廃棄物処理会社に相談してください。