トロンボリズ (ジピリダモール)

トロンボリズ (ジピリダモール)は脳卒中予防に使用されます。 人工心臓弁の装着後の血栓を予防し、すでに脳卒中を患っている人に対し、脳卒中の再発の危険性を低減するためにも使用されます。

トロンボリズ (ジピリダモール)は、血小板同士の癒着を防ぎ、有害な血栓の形成を減少させます。

頭痛、顔のほてり、めまい、悪心、下痢、血圧低下

• トロンボリズ (ジピリダモール)または他の成分にアレルギーがある場合は、トロンボリズ (ジピリダモール)を使用しないでください。
• 心臓の血管障害（冠動脈疾患）、心臓における弁の狭窄/閉塞（大動脈狭窄）、低血圧（低血圧）、胸痛（狭心症）または心臓発作（心筋梗塞）がある場合は、 トロンボリズ (ジピリダモール)を服用する前に医師に相談してください。
• 重症筋無力症（筋力が弱く、異常な疲労感を特徴とする神経筋疾患）がある場合は、トロンボリズ (ジピリダモール)を使用しないでください。
• トロンボリズ (ジピリダモール)の使用は、12歳未満の小児にはお勧めできません。
• トロンボリズ (ジピリダモール)を服用している間は、頭痛を起こすことがあります。通常は、用量を減らすと軽減します。
• 妊娠している場合（特に妊娠第一期）、妊娠または母乳育児を計画している場合は、トロンボリズ (ジピリダモール)を服用する前に医師にご相談下さい。

Q.トロンボリズ (ジピリダモール)はプロドラッグですか？
いいえ、トロンボリズ (ジピリダモール)は活性型です。

Q.トロンボリズ (ジピリダモール)とは何ですか。何のために処方されていますか？
トロンボリズ (ジピリダモール)は、手術（例えば心臓弁置換術）の後、典型的に起こり得る血栓（深部静脈血栓症、再発性静脈血栓症）のリスクを低減するために他の薬物（例えばアスピリン）と一緒に使用されます。

Q.トロンボリズ (ジピリダモール)はどのように作用しますか？
トロンボリズ (ジピリダモール)は、抗血小板活性を有する抗血栓性（抗凝固性）薬物と呼ばれるクラスの薬物に属しています。血栓形成に必須である血小板の活性化を妨害することにより血栓の形成を減少させます。

Q.トロンボリズ (ジピリダモール)は血液凝固阻止剤ですか？
はい。トロンボリズ (ジピリダモール)は、血液希釈剤または抗凝固剤であり、凝塊形成に必須である血小板活性を阻害することによって血栓のリスクを低下させます。

Q.トロンボリズ (ジピリダモール)はスタチン、または NSAIDですか？
いいえ、トロンボリズ (ジピリダモール)は血液希釈剤または抗凝固剤であり、血栓のリスクを軽減します。スタチンのような血中コレステロール低下や非ステロイド性抗炎症薬（NSAID）による痛みや炎症の軽減などの効果はありません。

Q.トロンボリズ (ジピリダモール)にはアスピリンが含まれていますか？
トロンボリズ (ジピリダモール)とアスピリンは、2つの異なる薬物であり、用途は同様ですが、異なる作用機序を有しています。
アスピリンとトロンボリズ (ジピリダモール)が含まれている市販薬もあります（例えば、アグレノックス）。

Q.トロンボリズ (ジピリダモール)ストレステストはどのように作用しますか？
トロンボリズ (ジピリダモール)ストレステストまたはタリウムスキャンテストは、心臓の血管疾患（冠動脈疾患）のために十分な血液の供給（心筋灌流）を受けていない心臓の領域を特定するのに役立ちます。
トロンボリズ (ジピリダモール)は血管に直接投与され、心臓への血流を増加させることによって身体運動に類似したストレスを心臓に誘発します。通常は、運動をすることができない患者に使用されます。