ノルアドレナリン 注射 (レボフェド ジェネリック)

ノルアドレナリン noradrenaline（JP） 血圧上昇剤 本剤の有効成分ノルエピネフリンはアドレナリンと同類成分で、血管を収縮、させ、血圧と血中グルコース（糖）の量を増加させる働きがあります。特定の医療条件や外科手術などで、生命を脅かす低血圧の事態が起きた場合などに使用されます。多くの場合CPR（心肺蘇生）の最中に使われます。 ノルアドレナリン（ノルエピネフリン）は、ヒトの体内で神経細胞が事前に放出する物質でもあり、ストレスの多い状況に対しての体が戦闘態勢をとるための反応でもあります。ノルアドレナリンが心拍数の増加、血圧上昇、瞳孔の拡張、肺の空気通路の拡張および非本質的な臓器の血管の狭窄などをもたらすことで、体がストレスの多い状況でうまく対応できるのです。ノルアドレナリンは、受容体と結びつくことで働きます。

〔注射液〕：1アンプル（1mL）中1mg。pH：2.3～5.0　浸透圧比：約1

○高血圧、糖尿病、冠動脈疾患、循環の問題、静脈瘤、甲状腺機能亢進症、喘息、または亜硫酸塩アレルギーがある場合、事前に医師にその旨を伝えて下さい。
○また、その他の血圧のお薬やうつ病のお薬を服用（使用）している場合は、事前に医師に伝えて下さい。
○緊急事態では、妊娠していることやや授乳中であることを担当医師に伝えられない場合もあるかもしれません。その場合は、事後に本剤の投与を受けたことを必ず担当医に伝えて下さい。
○薬が注入される刺激や皮膚の変化、心拍数の低下、突然のしびれや脱力感、混乱、激しい頭痛、視界の異常、口が回らないなど。

下記の場合の使用はできません。
○お子様
○本剤に含まれる成分に対してアレルギーの既往歴がある場合

下記の場合の使用は特に慎重に行う必要があります。場合によっては使用できないケースもありえます。事前に医師に伝えて下さい。
○狭心症（プリンツメタル狭心症）の場合
○血液中の二酸化炭素の量が異常に高い（高炭酸ガス）場合
○四肢の血管のいずれか（末梢血管血栓症）における血餅がある場合
○心臓に血液を供給している動脈に血栓（冠状動脈血栓症）がある場合
○腸に血液を供給してる動脈（腸間膜血栓症）に血栓がある場合
○高齢者
○心臓発作後の低血圧がある場合
○低酸素症の場合

妊娠中または授乳中の場合、本剤を使用することで得られる有益性が危険性を上回ると判断される場合に限って使用します。緊急事態のための本剤を使用した場合、そのことを必ず事後に担当の産婦人科医に伝えて下さい。可能な場合は、事前に伝えて下さい。