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養殖サーモンのオメガ3含有量は10年で半減した

スターリング大学で行われた研究によると、養殖サーモンのオメガ3含有量は過去10年間で半分に減少したといいます。

ドグラス・トシェル教授が主導したこの研究では、2006年の養殖サーモン130gには3.5gのオメガ3が含まれていたのに対し、2015年の同量のサーモンにはその半分の量しか含まれていなかったことを発見しました。

これは環濠保護団体による養殖サーモンのサステナビリティに関する苦情があったことで、サーモンに与える餌の魚が以前よりも小さく、より少なくなったためです。
2006年時点でサーモンに与える餌の80%を脂肪分の多い魚が占めていましたが、現在では20%のみとなっています。

オープンアクセスの電子ジャーナルサイエンティフィック・レポート(Scientific Reports)に掲載されたこの研究では、9年間にわたって3,000匹の養殖サーモン標本の分析が行われました。

トシェル教授は、「10年前、人々は養殖サーモンの餌の海洋成分量について不満を言っていました。」と言いました。

「現在、餌の大半は植物由来となっており、10年前とは真逆です。この結果として、オメガ3濃度は減少するでしょう。」

「否定的なことを言いたい訳ではありません。こうした現状があるとはいえ、養殖サーモンは以前としてオメガ3脂肪酸の供給源として最も優れています。濃度が減少してもまだ、天然サーモンよりもオメガ3値は高くなります。」

出典: 2016年10月11日更新 Health Spectator UK 『Omega-3 levels in farmed salmon have halved in a decade』(2019年5月24日に利用)
https://health.spectator.co.uk/omega-3-levels-in-farmed-salmon-have-halved-in-a-decade/