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郵送による結腸癌検査はスクリーニングを後押しするかもしれない

2020年7月20日 -大腸がんの検診率を高めたいですか?

ならば検査キットを患者の自宅に郵送しようという新しい研究があります。

 

大腸がんは、大腸内視鏡検査や在宅便検査などの定期的なスクリーニングによって簡単に診断することが可能です。

しかし、50歳から75歳までの成人にスクリーニングを受けることを推奨しているにも関わらず、アメリカ人の33%以上は最新のスクリーニングを受けていません。

検診を増やす方法としては、便中の血液を検出するための便性免疫化学検査(FIT)キットの郵送とそれを推奨する手紙を郵送して検査を促します。

この研究のために、研究者らは、リマインダー(再通知)またはリマインダーとFITスクリーニングキットを、大腸がん検診が遅れている52歳〜64歳の35,000人のメディケイドに登録されている患者へ送りました。

研究者らは、1年以上にわたり、FITや大腸内視鏡検査などの大腸がん検診の数が、リマインダーのみのグループ(16%)よりも、リマインダーに加えFITキットを送られたグループ(23%)の方が多かったと報告しています。

研究者らはまた、FITキットを郵送する費用は一人当たり116ドルしかかからず、これは、意思決定者が結腸癌のスクリーニングを受けるために追加で支払う金額としては許容範囲内だと指摘しています。

 

この報告は、7月20日にCancer誌のオンライン版に掲載されました。

「再通知付きの検査キットの送付へ投資することにより、保健部門は比較的追加コストを抑えてより多くの人に大腸癌の検査を受けさせることに成功することが期待されます。

メディケイドは組織として、スクリーニングを受けた追加の一人当たりのコストを実際に節約することが期待されます。」

と、研究者であるノースカロライナ大学チャペルヒル校出身のステファニー・ウィーラ博士は述べました。

「この分析は、医療機関やメディケイドのような医療扶助部門が、FITキットを郵送することでこのプログラムが実施されることを通じて、限られた予算であっても、低所得で医学的に不十分な人々の大腸がんスクリーニングを合理的なコストで大幅に改善できるという強力な証拠を提供します。」

とウィーラ博士は述べています。

 

【以下のリンクより引用】

Colon Cancer Tests by Mail Might Boost Screening

Healthday