電話: (050) 5534-5772

平日09:30~18:30(日本時間)

JapanRx / 過去20年間の調査:若いヒスパニック系男性に精巣がんが急増

過去20年間の調査:若いヒスパニック系男性に精巣がんが急増

若いヒスパニック系の男性で精巣がん発症率が急増していることが新たな研究で分かりました。
一方で、非ヒスパニック系の男性では同じように、精巣がん発症率は増えていないと報告されています。

精巣胚細胞腫瘍は15-39歳のアメリカ人男性の間では、全ての腫瘍の約21%を占め、 青年および若年成人男性の間では最も一般的な悪性腫瘍です。
2005年から2009年の間では10万人当たり5.5人のアメリカ人男性がこの種類の癌を発症 しました。
また、精巣がんの発症率は人種により異なることが報告されています。

白人男性はもっとも発症率が高く2005年から2009年の間での調査では、10万人あたり年間6.6%の発症率 でした。
同じ時期に黒人男性では1.4%であり、アジア及び太平洋諸島系男性では1.9%、ヒ スパニックの男性では4.7%でした。 ヒ
スパニック系アメリカ人は米国で発症率が急上昇している民族グループです。
2010年の国勢調査で米国では約5050万人のヒスパニック系の市民がいることが分かっています。

1992年から2003年まででのレポートでは、精巣癌の発症率はヒスパニック系の男性の間で増加し たものの、統計的には目立ったものではありませんでした。
新しい研究ではシアトルの病院のレベッカジョンソン博士と研究チームは米国国立癌研究所の疫 学データから分析を行いました。
ジョンソン博士は1992年から2010年、2000年から2010年までのデータを検証し、 それぞれ15%と28%のサンプルをとりました。

博士の研究チームはジャーナル誌にその結果を発表しました。
その結果、1992年から2010年の間には15歳~39歳のヒスパニック系の白人男性の精巣癌年間発症率 が58%増えていることがわかりました。
同じ期間で非ヒスパニック系白人男性の精巣癌年間発症率は7%程度増えたのみでした。
2000年から2010年の間にヒスパニック系男性の精巣癌年間発症率は増え続けましたが 、非ヒスパニック系白人男性では大幅な増加は見られませんでした。

歴史的に見ると非ヒスパニック系白人男性の精巣癌年間発症率が最も高い人種グループでしたが、現在の傾向が続けば数年以内にヒスパニック系男性の精巣癌年間発症率は全ての人種グル ープで最も高くなるだろうとジョンソン博士は指摘しました。

以下のサイトより引用
http://www.medicalnewstoday.com/articles/279399.ph p