血圧が少し高いだけで脳卒中のリスク増大

米国では死因の4位である脳卒中は高血圧によりリスクが引き上げることは知られています。 高血圧のしきい値は140/90mmHgとされていますが 血圧がこの値より低くても脳卒中のリスクが上がるという新しい研究が報告されました。 広州、中国の南方医科大学のDrディングリ徐含む研究チームはジャーナルNeurologyに調査結果を発表しました。 全ての研究データより高血圧患者の脳卒中のリスクについて調べ、 血圧が正常（120/80mmHg）よりも高いが高血圧と診断されてはいないものに注目しました。 76万参加者を含む19の実験から分析され、4-36年までの調査を行い、 25-54%が高血圧予備軍でした。 高血圧予備軍の人は通常の血圧の人より脳卒中リスクが66%高く、研究の中の脳卒中患者の20%は高血圧予備軍でした。 この研究結果は脳卒中リスクをあげる要因は喫煙、糖尿病、高コレステロールなどを考慮したものとなります。 高血圧予備軍の参加者ｗ2つのグループに分け、 比較的に高い血圧をもつグループは130/85mmHgの血圧であり、 低い血圧グループは通常の血圧より少し高い程度でした。 高い血圧をもつグループは通常の血圧に比べ脳卒中のリスクが95%高く、 低い血圧をもつグループは通常の血圧に比べ脳卒中のリスクが44％高いことが 研究で分かりました。 疾病管理予防センター（CDC）の調べでは3人に1人のアメリカ人は高血圧予備軍であり、この研究結果はかなりの重要な結果となりました。 Xu博士はもしこの研究結果の正しいと確認されれば、公共への呼びかけが必要となってくると語りました。人口の多くは通常の血圧より高く、前もって知っていれば脳卒中予防につながります。 高血圧の患者にはβブロッカーや利尿薬などの薬が使用されますが Xu博士は副作用などを考えて高血圧予備軍にはそのような薬を使用することは推奨していません。博士は高血圧予備軍が脳卒中予防のためにすることは薬を服用するのではなく運動療法、食事療法などを定期的に行うことだそうです。 体重が増えるにつれて血圧も上がり、10ポンド（4.5キロ）を減らすことが血圧低下効果になるといわれています。 穀物、果物、野菜、低脂肪の乳製品、飽和脂肪とコレステロールが低い食べ物など 食事療法で最大14mmHgの血圧を下げることができます。 塩分を少し控えめにするだけで2-8mmHgのこ血圧を低下させることができます。 Medical News todayによるとベジタリアンダイエットは血圧低下に有効であるようです。 1週間に30分から1時間の運動をすることで4-9mmHgの血圧を下げることができます。 昨年の研究で1週間に4時間以上運動する人は高血圧リスクが19%低いことが報告されました。

以下のサイトより引用
http://www.medicalnewstoday.com/articles/273955.php