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最初の心臓発作を防ぐためのアスピリンの使用はほとんどの高齢者には推奨されない

1012日(ロイター)- 心臓病のリスクがある60歳以上の人々は、その服用による内出血のリスクが利益を上回るため、最初の心臓発作を防ぐために毎日、低用量アスピリンの服用は行うべきではないと米国の専門家パネルは火曜日に述べました。



米国予防医学専門委員会(USPSTF)は、アスピリンの定期的な使用により、命を落とす危険のある内出血のリスクが年齢とともに増加するという新しい証拠を提示し、2016年の勧告を更新する予定であると述べました。

米国保健社会福祉省(The U.S. Department of Health and Human Services)によって任命された16人の疾病予防の独立した専門家の委員会であるタスクフォースもまた、低用量のアスピリンの使用が結腸直腸癌の発生または死亡を減らすことでも証拠が不十分であると述べました。

勧告が最終決定された場合、2016年に発表された『毎日の低用量アスピリンは、心臓発作や脳卒中を予防するためにそれを服用している人々の結腸直腸癌からの保護にも役立つ可能性がある』という、パネルからの以前の勧告が変更されます。

新しい推奨事項には、これまでに心臓発作や脳卒中を既に起こしており、その後の心血管発作を防ぐために毎日アスピリンを服用したことがある人は含まれていません。

専門家パネルは、臨床医から別段の指示がない限りは、治療レジメンを継続する必要があると述べました。

タスクフォースのメンバーであり、ジョンズホプキンスブルームバーグ公衆衛生大学院の疫学教授であるカレブ・アレクサンダー博士は、次のように述べています。

「個々の研究であろうと診療ガイドラインであろうと、特定の証拠が、最終的にどの程度分野を動かすかを知るのは困難です。」

アスピリンは、痛みや発熱の治療に何十年も使用されており、処方箋なしで入手が可能です。また、深刻な心臓の問題の危険がある人を助けるための便利で安価な治療薬とみなされてきました。

研究者たちは、心臓病の既往歴はないものの、高コレステロールや高血圧などの健康上の問題のために心臓病を発症するリスクが高い人々のために、毎日の低用量アスピリンの使用を評価してきました。

40歳〜59歳で心臓病の病歴のない人は、臨床医と話し合って、アスピリンの服用を始めることが自分に適しているかどうかを一緒に判断することが重要です。」

とタスクフォースのメンバーであるジョン・ウォン氏は述べています。

USPSTFは、50歳〜59歳の人々に対して、今後10年間で心臓発作または脳卒中のリスクが少なくとも10%あり、出血のリスクについては平均以下である人に対してのみ、薬剤の服用を推奨していました。



【以下のリンクより引用】

Aspirin use to prevent first heart attacks not recommended for most older adults -U.S. panel

Reuters

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