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愛犬が亡くなった後に心臓が止まった。医師はそれを失恋症候群であると言う

2021年3月30日(アメリカ心臓協会ニュース)- テスさんとダンさんのコソウさんのご夫婦はは子供を授かるためにできる限りのことをしました。

彼らが体外受精に目を向けた際には最初の試みはうまくいったように思えました。しかし、その後、テスさんは流産してしまいました。

「それは妊娠の初期でした。しかし、それでも壊滅的でした。」

と彼女は言いました。

ダンさんと悲しみを分かち合う一方で、彼女には別の支えがありました。

それは皮肉なことに『7ポンドのマルチーズ(7-pound Maltese)』に名付けられたビッグ氏です。

テスさんは彼に対して母親を演じるのが大好きでした。
かわいい服を着させ、旅行に連れて行ったり、サンタクロースに会いに連れて行ったりもしました。

「ビッグ氏は、小さなオスではありましたがおおらかな性格で、誰もが彼を愛していました。」

と彼女は言いました。

 「それは私が今まで持っていたものとは非常に異なるタイプの絆でした。」

昨年末、ビッグ氏は突然亡くなりました。

テスさんにとって、それは「赤ん坊を失ったかのように感じた」出来事でした。

その時までに、別の体外受精(IVF)の試みは成功していました。

夫婦には2歳になる息子、フェリス君がいました。

彼女の最愛の犬が亡くなって間もなく、テスさん、ダンさん、フェリス君は農場でテスさんの両親に会い、ハロウィーンのカボチャを選んでいました。

彼らが農場内を歩いていると、テスさんは左腕に鋭い痛みを感じました。

「私は痛みに対して非常に我慢強い方ですが、これは私が今まで感じたことのないようなものでした。」と彼女は言いました。

数分以内に、彼女の痛みは胸の強い圧迫感を伴いました。テスさんはダンさんに心臓発作を起こしているかもしれないと訴えました。彼はすぐに911(救急)に電話しました。

 

救急隊員は彼女を20分離れた病院に連れて行きました。

その夜、ダンさんとフェリス君がインディアナ州カーメルの自宅まで、2時間運転し帰宅したころには彼女の胸の痛みがぶり返し、その後、彼女は心停止になりました。

「彼らは私が死んだと思いました。」

とテスさんは言います。

「私の心臓は止まり、血流がありませんでした。」

医師により蘇生された後、人工呼吸器を装着し、薬物による昏睡状態になりました。テスさんが目覚めたとき、ダンさんが彼女のそばにいました。

「私が今までにもらった最高の贈り物は、 『あなたはまだここにいる』と言われたことでした。」

と彼女は言いました。

なぜ彼女が心停止に陥ったのか、医師は確信が持てませんでした。

 4月に38歳になるテスさんは、それ以外は、全く健康で、栄養価の高い食事をとり、定期的に運動し、心臓病の家族歴はありませんでした。

しかし、医師が愛犬のビッグ氏について知ると、彼らはテスさんを『失恋症候群』と診断しました。

これは、急性のストレスや悲嘆によって引き起こされる一時的な心不全で、たこつぼ心筋症としても知られています。

彼らは彼女の心臓を監視し、不整脈を検出した場合はショックを与えるために装着が可能な除細動器を持たせて帰宅させました。

約2か月後、彼女は除細動器を胸に移植しました。

インディアナ大学ヘルスの心臓専門医である電気生理学者のジェフリー・R・モスラー博士は、次のように述べています。

「このデバイスは一種のセーフティネットとして機能します。」

テスさんはデバイスを信頼し、ヨガ、ランニング、水泳、ウェイトリフティングなどの健康的なライフスタイルを再開しました。

彼女は生きていることに感謝する一方で、うつ病と不安に苦しんでいました。

診断と予防装置があるにもかかわらず、彼女は自分の心臓が再び止まるのではないかと恐れていました。

フェリス君の世話をすることは助けになりました。

彼女の友人や家族からの愛、花、の贈り物、また一緒に楽しむ食事もそうでした。そして、彼女は彼女がIVFについて記した2冊の子供向けの本のファンである世界中の人々から何十通ものメッセージを受け取りました。

「これまで経験したことのない共同社会の中にいるという感覚がありました。」

と彼女は言います。

心臓病についての意識を高めることを決意したテスさんは、現在、アメリカ心臓協会にボランティアとして参加し、その「影響力のある女性」の1人に選ばれました。

「これは私の心(心臓)に非常に近く、大切なことです。私はそれについて話す必要があります。」

と彼女は言いました。

「誰が心臓病になるかについては多くの固定観念がありますが、それは誰にでも起こり得ます。」

最近、ダンさんとテスさんはハバニーズの子犬、ギャツビーをもらい受けました。

家に来ると彼はすぐにフェリス君や別の家族である猫とも仲良くなり、テスさんの執筆中は仕事場で一緒に過ごしています。

「私たち全員が元に戻ったような気がしています。」

と彼女は言いました。

 「私は笑って人生を楽しんでいます。「なんで私なんだろう」という考えはもうありません。」

 

 

【以下のリンクより引用】

AHA News: When Her Heart Stopped After Her Dog Died, Doctors Said It Was Broken Heart Syndrome

Healthday