子供がうつを抱えている場合、気が付きますか？

＜なぜ子供は親に自分の気持ちを言わないのか？＞

• 親が話を聞かないから

• 親が子供を正そうとするから

何か問題があった時、友達に話を聞いてもらいたくはなりますが、正してほしいとは思わないでしょう。
しかし自分が親になると、小さい頃から子供の問題やミスを正し続けることになります。
子供の気持ちや、感じるべき感情を指示するくせがついているのです。
このため、「心配しないで」「そのうちなくなるから」等と言ってしまいます。

• 一時的なものだと言うから

私たちは、一時的にそうした気持ちを感じているだけで、長くは続かないと考えます。

• 再度確認しないから

子供が大丈夫なように見えたら、そのまま先に進んでしまいます。
子供が3歳のとき、何か痛いことがあるか尋ねると「うん」と答えていた当時のままであると考えているのです。
親はよく、自分たちの子供は感受性が強く、親が不安やうつについて確認すると、子供は自分がそう感じていると信じてしまうと言います。
また親は、子供が話す数年に渡って苦しんできたことを信じるのではなく、自分が子供と話す10分間で子供の不安を形成しているのではないかと考えることもあります。

• 親が恐れるから、子供は親を守ろうとする

私たちが困っていることを子供は察知し、自分の状況を打ち明けることを避けます。
親に負担をかけたくないと思うのです。
こうした状況は、一番上の子供によく見られます。
家族の世話役としての役割を背負いながら、親を守ろうとするのです。
しかし、これは家族の中で「のんきな」もしくはハッピーな人としての役割を担う小さな子供にも見られることがあります。
そして、特別なサポートを必要とする子供の数が増えていることから、兄弟を優先するために自分の希望を二の次にする子供が増えています。

出典： 2019年11月24更新 Psychology Today『Will You Know If Your Child Is Depressed?』（2019年11月27日に利用）一部抜粋
https://www.psychologytoday.com/us/blog/shouldstorm/201911/will-you-know-if-your-child-is-depressed