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体重低下はアルツハイマー病の兆候か

アルツハイマー病と体重低下

アルツハイマー病患者の中には、病気の初期段階で体重が減少する傾向があります。この現象について、カンザス大学のアルツハイマー病センターの研究者が注目しました。これは、中年期に肥満の人が数年後にアルツハイマー病にかかるリスクが高いという事実と同様に、体重減少とアルツハイマー病の関連があるという興味深い発見です。

BMIとアルツハイマー病の関係

ジェフリー・M・バーンズらの研究チームは、アルツハイマー病のバイオマーカーを持つ506人の参加者を対象に研究を行いました。彼らは高度な脳MRI機器を用いて脳脊髄液を分析し、バイオマーカーの有無とBMIとの関係を調査しました。その結果、アルツハイマー病のバイオマーカーを持つ人々のBMIが低い傾向があることが示されました。これは、認知機能に問題のない人々や軽度の認知症を持つ人々にも当てはまる傾向であり、BMIが25以下である軽度の認知症患者の85%にアルツハイマーの兆候である脳内のβアミロイドが見つかったことが示されました。

アルツハイマー病と体重変化の関連性

バーンズ博士は、アルツハイマー病による脳の変化と体重変化の関連性について指摘しました。特に、病気の早期段階で体の代謝に関連する変化が見られることを強調しました。これには、エネルギー代謝や食欲を制御する脳の視床下部への損傷が関与している可能性があります。しかし、BMIとアルツハイマー病との関係に関しては、今後の研究が必要とされています。

以下のサイトより引用
http://www.medicalnewstoday.com/articles/238042.php?sr