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会社員はビタミンD欠乏症になりやすい

BMC公衆衛生ジャーナル(journal BMC Public Health)に掲載された研究によると、シフト勤務の労働者や医療従事者、および会社員は危険なほどビタミンDの摂取量が低いといいます。

カナダのアルバータ大学によって行われたこの調査では、屋内で働く人はが日光にさらされる機会が不足していることが示されています。

この研究の研究者らは、北半球と南半球の合計53,425人を対象にした論文審査のある専門誌の71件の記事を調査し、ビタミンD値の評価を行いました。

研究者らは、ビタミンD欠乏症の罹患率がシフト性勤務者において最も高く(80%)、次いで会社員(77%)と医学部生(72%)において高いことを見出しました。

会社員の10人に9人は、75%の屋外労働者と比較して、ビタミンD不足(欠乏よりは深刻ではない)を患っていることがわかりました。

同研究の共同執筆者であるSebastian Straube博士は、次のように述べています。
「私たちの研究結果では、職業がビタミンD値の不足に関連する可能性がある主な要因であることが示されました。今後の診療ガイドラインおよび公衆衛生の取り組みにおいて、リスクのある集団に対するビタミンD値の定期検査が考慮されるべきです。」

「また職場の健康プログラムには、ビタミンDを十分に摂取することの重要性に関する案内を含めることができます。これは、代謝障害や精神障害、心血管障害、がんなどの、ビタミンD欠乏症に関連する健康への悪影響を防ぐのに役立ちます。」

出典:2017年6月22日更新Health Spectator UK『Office workers are ‘much more vulnerable’ to vitamin D deficiency』(2019年4月29日に利用)
https://health.spectator.co.uk/office-workers-are-much-more-vulnerable-to-vitamin-d-deficiency/