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人工膝関節単顆置換術を受けるべきか?

全人工膝関節置換術は、米国で最も一般的に行われる手術のひとつです。
非外科的療法ではもはや抑制することができない、重度の変形性膝関節症がある場合に実施されます。

上記の手術は、痛みの緩和や機能改善効果があることを示す多くの情報が存在します。
しかし、これは比較的長いリハビリ機関を伴う大きな手術です。
進行性変形膝関節症患者の一部は、人工膝関節単顆置換術を受けることで似たような効果を得ることができます。
この方法では回復も早い他、その他の利点もあります。

人工膝関節単顆置換術は、全ての人に適用できる訳ではなく、交換条件も存在します。
しかし条件にさえ合えば、有益となります。
例えば、「人工膝関節単顆置換術を受けた患者は、自分の膝が正常であるという感覚を感じやすくなります。」と、整形外科医のピーター・ブルックス医師は言います。


<人工膝関節単顆置換術が適する人とは?>
変形性膝関節症は、関節の軟骨の質が低下することで起こります。
(軟骨とは骨の端を覆う頑丈で、表面が滑らかな物質です)

骨(大腿骨)が脛の骨(脛骨)に合わさる膝関節では、3カ所で骨が接触しています。

  • 内側(反対の脚の膝に一番近い部分、“内側 medial”と呼ばれる)
  • 外側(反対の脚の膝から一番遠い部分、“外側 lateral”と呼ばれる)
  • 膝小僧(膝蓋骨)

これら3カ所は、区画と呼ばれます。
関節炎が1区画でのみ起きているある場合は、人工膝関節単顆置換術を適用できる可能性があります。

手術を受けるには、膝が十分な範囲で動き、膝靭帯に損傷が無いことが条件です。

前十字靭帯(膝関節の中央、ACL)の損傷は良く起こりますが、これがあると人工膝関節単顆置換術を受けることができません。


<人工膝関節単顆置換術はどのように実施される?>
人工膝関節単顆置換術は、全人工膝関節置換術と似ていますが、損傷のある骨や軟骨と置き換える勤続およびプラスチックのインプラントとが、症状のある区画にのみ設置される点が異なります。
膝関節症患者のほとんどは、内側に症状が出ます。

正常な軟骨や骨、靭帯は、そのまま残されます。
このため、ほとんどの人は術後膝の感覚がより自然に感じるといいます。
リハビリも早く、全人工膝関節置換術と比べると簡単です。(約3週間かかります。)

小規模の手術であるため、術後痛もすくなく、合併症リスクも低くなります。
手術リスクには、感染や血液喪失、血栓の他、血管や神経の損傷があります。
これらが起こることは稀ですあり、全人工膝関節置換術と比べると発生率も低くなります。

「人工膝関節単顆置換術を受けた人の満足度は概して、全人工膝関節置換術を受けた人よりも高くなります。」と、ブルックス医師は言います。


<人工膝関節単顆置換術の欠点とは?>
人工膝関節単顆置換術の欠点は、将来的には全人工膝関節置換術を受ける必要が出るリスクが高いことです。
これには以下のような、いくつかの理由があります。

  • インプラントの緩み
  • 感染
  • 別の区画で関節炎が発症する

出典: 2019年12月10日更新 Medical Daily『Should You Get a Partial Knee Replacement?』(2019年12月12日に利用)
https://health.clevelandclinic.org/should-you-get-a-partial-knee-replacement/