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リスペリドンからルラシドンへの切り替えで副作用が減少するかもしれない

精神疾患に関連した研究を扱う『BMC Psychiatry』のオンライン版で発表された研究によると、リスペリドンからルラシドンに切り替えた患者は、体重、胴囲、代謝パラメータ、そしてプラクチンレベルが、リスペリドンを服用している間に経験する増加比率を減少させました。

「選択した抗精神病薬に関連する安全性への悪影響を、薬物療法を切り替えることで元に戻すことができるかどうかについては、入手できる管理データが比較的少ないようです。」

と研究者らは記しています。

 

 「この切り替えの研究は、以前の研究での発見を拡張したものであり、そのほとんどは、オランザピンからの切り替えによる体重と代謝の利点に関するものでした。」

この研究には、リスペリドンと比較したルラシドンの12か月の二重盲検研究を完了した、統合失調症の患者223人が含まれていました。

 

非盲検延長試験では、すべての患者に6カ月間、ルラシドンが投与されました。

リスペリドンを投与されていた患者は、ルラシドンによる治療に切り替えられました。

 

最初の12か月の研究の終了時に、リスペリドンによる治療は、ルラシドンによる治療と比較して、統計的に有意な体重、ボディマス指数(BMI)、胴囲、プロラクチンレベル、グルコース、インスリンの増加と関連していました。

ルラシドンへの切り替えにより、6か月の試験期間中、体重、BMI、胴囲、グルコース、およびプロラクチンレベルが相応に減少しました。

 

一方、ルラシドンによる最初の研究の18か月にわたる長期治療とその延長段階では、体重、胴囲、代謝パラメーター、およびプロラクチンレベルへの影響は最小限であったと研究者たちは報告しています。

研究によると、ルラシドンによる治療は、一般的に6ヶ月の延長で忍容性が良好でした。

 

最初の12か月間にルラシドンとリスペリドンで観察された精神病症状の改善は、延長試験期間中でも維持されていました。

 

 

 

【以下のリンクより引用】

Switching From Risperidone to Lurasidone May Reverse Some Adverse Effects

Psychiatry & Behavioral Health Learning Network