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JapanRx / インボカーナは、危険性の高い糖尿病患者において腎不全のリスクを下げる

インボカーナは、危険性の高い糖尿病患者において腎不全のリスクを下げる

ジョンソン・エンド・ジョンソン社のジャンセン製薬部門は、糖尿病薬インボカーナがほぼ20年ぶりに慢性腎臓病の患者においての、腎不全、透析または腎臓移植、
ならびに腎臓または心血管系の死亡のリスクを有意に低下させること示した新しい結果を発表しました。

第 Ⅲ相試験であるCREDENCE試験のデータにより、インボカーナ(カナグリフロジン)は心血管死、心筋梗塞および脳卒中の複合リスクを有意に減少させることが示されました。
また、切断や骨折のバランスが崩れていないことも証明されています。
切断や骨折については、心臓血管の安全性と有益性をテストした『CANVAS試験』からの以前の研究結果で、心血管障害のリスクが高い患者のグループにおいて、
インボカーナがつま先の骨折、または、下肢切断のリスクを2倍にすることが示されていましたが、他の新しい安全上の懸念もありませんでした。

国際腎臓学会の会議で発表されたこの最新のデータは、腎代替療法の必要性があると定義されている、末期腎臓病(ESKD)への進行からなる慢性透析、
または腎移植、血清クレアチンの倍増、ESKDの予測因子、腎臓または心血管系での死亡など、
主要複合エンドポイントのリスクを統計的に30%と、有意な減少を示しました。

この研究では、慢性腎臓病(CKD)および2型疾患の患者において、標準的な治療法に加えて使用される薬剤として、
インボカーナ対プラセボで、有効性および安全性を試験しました。

試験結果によると、インボカーナは、心疾患による死亡のリスクおよび心不全の入院のリスクを含む副次的な心疾患のエンドポイントのリスクを31%減少させ、
主要心疾患イベント(MACE)の発現を20%、心不全だけで39%の入院のリスクを減少させました。

第3相CREDENCE臨床試験は、無作為化、二重盲検、イベント駆動、プラセボ対照、並行群、2群、多施設共同試験でした。
この試験では、第2期、または3期の慢性腎臓病で血中アルブミン値が高レベルであり、1日の最大許容量のアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤、
または、アンジオテンシンII受容体遮断薬(ARB)での標準的な治療を受けている、2型糖尿病患者4,401人を評価しました。

ジャンセンは先月、CREDENCE臨床試験からのデータをFDAに提出し、ESKD、血清クレアチンの倍増、
ならびにCKDおよび2型糖尿病の成人の腎臓または脳卒中のリスクを軽減する使用目的を医薬品のラベルに追記しました。

試験の独立データモニタリング委員会は、コントロール群の患者が標準治療を受け続けることが非倫理的に行うことになるため、
試験は早期に中止されるべきであると勧告しました。
アストラゼネカは、糖尿病のない慢性腎臓病患者に対して、SLGT-2クラスの治療薬であるフォシーガ(ダパグリフロジン)をテストすることで、
このアプローチをさらに一歩進めています。  

【以下のウェブサイトより引用】
https://pharmaphorum.com/news/jjs-invokana-reduces-risk-of-renal-failure-in-high-risk-diabetes-patie...