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JapanRx / うつ症状のある若い女性は心臓発作が起こりやすい

うつ症状のある若い女性は心臓発作が起こりやすい

うつ病と心臓病の関係を調べた新しい研究では、 55歳以下の女性が中程度または重度のうつ病を持っている場合 心臓病を発症する可能性が2倍以上高いことが報告されました。 この心臓病は心臓発作による死亡や動脈関連の病気を含みます。 心臓発作とうつ病は男性より女性に起こりやすいことが分かっています。 アメリカ疾病管理予防センター(CDC)は5人に1人のアメリカ人がうつ病に悩まされていることを報告しております。年齢に関係なく男性より女性にうつ病は起こりやすく、特に40-59歳の女性では最も高く12%の発症率となっています。アメリカ心臓協会によると心臓病はアメリカ人女性の3人に1人に起こる死亡原因第一位であり、近年女性に多い疾患である乳がんは31人に1人の発症率となります。心臓病は年齢に関係なく全ての女性に起こる可能性があります。アトランタのエモリー大学の研究者らはアメリカ心臓協会誌に2つの病気は関連していると発表しました。動脈に起こる疾患を発見できる冠動脈造影を受ける予定の心臓病が疑われる3235人の患者を調査しました。患者はうつ病があると診断され、3年間にわたり追跡調査を行いました。参加者の34%は女性で、平均年齢は62.5%でした。 他の心臓病リスクを考慮し、以下のことを発見しました。

1. 55歳以下の女性においてうつ病の症状が1ポイント上がるたびに7%の心臓病の増加が見られました。
2. 中程度から重度のうつ病をもっている55歳以下の女性において心臓発作または心臓病で死亡する確率、動脈の手術を必要とする確率が2.17倍であることが分かりました。
3. 中程度から重度のうつ病をもっている55歳以下の女性において、追跡期間に死亡する確率が2.45倍であることが分かりました。

しかし高齢の男女ではうつ病が必ずしも心臓病に関連しているわけではありませんでした。 調査の著者およびエモリー大学の疫学の助教授であるアミット·シャー博士は55歳以下の女性に起こるリスクを次のように述べました。「この年代の女性はうつ症状を発症しやすく、このことが男性より高い割合で心臓発作後に死亡につながる要因であると考えられます。」 調査の著者であるヴィオラヴァカリノ博士はこの発見はうつ病が糖尿病や高血圧と同じように心臓病リスクにつながることを正式に認めたという2008年のAHAの勧告と一致していることを指摘しました。 「うつ病の定期的なスクリーニングのリスクと有効性は依然として不明であるが、 若い女性にとっては有用である可能性があります。残念ながらこの女性グループは詳しく調査が行われていません。」 この研究は新しく診断を行うのではなく、心臓病の疑われる個人に対してのみ3年間調査を行いました。最近になり女性における心臓病診断が改善されたということが報告されました。 研究チームは短期間の精神的ストレスにより心臓血管系の病気が男性より女性に多く発症するか 調査しています。Shah博士は全ての人、特に若い女性はうつ病を甘く見ないようにすべきだと述べています。うつ病そのものは何らかの対処をするですが、 心臓病リスク、死亡リスクの増加との関連が考えられているため治療が必要です。

以下のサイトより引用
http://www.medicalnewstoday.com/articles/278459.php