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WHOの調査:座りがちな10代の若者にはメンタルと心臓に危険がある

ジュネーブ/ロンドン(ロイター)- 世界のティーンエイジャーは運動不足であり肥満と心血管疾患のリスクを減らすのに十分な運動を怠っていることで健康に危険があると金曜日に発表された世界保健機構(WHO)が主導した研究では示されています。

146カ国の160万人のデータに基づくこの研究では、11歳から17歳までの青少年の80%以上が1日少なくとも1時間の運動というWHOの推奨事項を満たしていないことがわかりました。

「青年の5人に4人は、定期的な身体活動の楽しさや社会的、身体的、精神的な健康上のメリットを得られていません。」

と、身体活動と健康の専門家であり、この研究の共著者であるフィオナ・ブル氏は述べました。

彼女は世界中の政策立案者に、現在および将来の若い世代の健康のために今、行動を起こすよう促しました。

世界的に見ると、女子は男子よりも非活動的であり、調査対象となった女子の85%と男子の78%で毎日の運動目標が達成できていません。

この研究では、2001年から2016年にかけて学校に通う青少年を対象としており、著者らは、それ以降に、このパターンが改善されたことを示するものが何もないと述べられています。

WHOの非感染性疾患の専門家であり共著者であるリーン・ライリー氏は、座りがちな行動は、デジタル技術の最近の急速な拡大に一部、起因する可能性があり、若者はスマホや、タブレット、その他のデバイスの使用により多くの時間を費やしている可能性があることが示されていると述べています。

「私たちは、この電子革命が若者の運動パターンを変えたように思えます。そして、それらにより、より座りがちな生活をし、あまり活動的でなく、乗り物を運転する機会が多く、歩くことが少ない、そして一般的にあまり活動的でなくなっています。」

と彼女は説明しました。

国ごとに、目標を達成していないティーンエイジャーの割合は、バングラデシュの66%から韓国の94%の範囲でした。

 

米国では、2010年以降の身体運動を促進する国家計画にもかかわらず、思春期の若者、特に塩と砂糖を多く含む食物を食べる若者の間で肥満率が上昇していることが研究で示されています。

The Lancet Child&Adolescent Health誌に掲載されたWHOの調査によると、米国で人気の多くのスポーツは少女よりも少年を引き付けるようです。

アメリカでの女子の非活動率は81%でしたが、男子では64%でした。

ライリー氏は、10代の活動レベルが停滞するにつれて、体重増加と肥満の割合が増加していると述べました。

「これら2つの現象は懸念事項です。肥満の増加を食い止め、身体活動率を上げることをもっと促進する必要があります。」

WHOは、身体活動をすることで、心臓、肺、筋肉の健康状態の改善、骨の健康、体重へのプラスの影響など、さまざまな健康上の利点があると述べています。

 

【以下のリンクより引用】

Sedentary teens risk health, hearts and minds: WHO study

Reuters