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DAAとインターフェロンフリー治療、ガイドラインに合わせた治療がHCV関連MCの患者に有効

(HealthDay)Hepatologyに8月2日オンライン発表された研究によれば、インターフェロンフリーの直動抗ウイルス(DAA)療法は、C型肝炎ウイルス(HCV)に関連した混合性クリオグロブリン血症(MC)血管炎に有効です。

イタリアのフィレンツェ大学のローラグラグナニ博士と博士のグループは、個別に、最新のガイドラインに応じて調整された、ソフォスブビルベースでの​​DAA療法の有効性と安全性の前向き評価を実施しました。
評価は、HCV関連MCのある44人の患者のコホートにおいて実施されました。

研究者らは、2人の患者において、MCがモノクローナルB細胞リンパ球増加症と緩慢性リンパ腫へと進化していたことがわかりました。
すべての患者は、負のHCVウイルス血症を持っていて、12週と24週の後治療では、すべてこの時点で血管炎の臨床反応を示しました。
24週間を通してベースラインからの平均バーミンガム血管炎活動性スコアの有意な減少がありました。
いずれも、モノクローナルB細胞リンパ球の有意な減少は見られませんでしたが、血管炎の部分的な臨床反応とcryocritの約50%の減少、MCやリンパ腫の2人の患者で見られました。
一般的に軽度ではありましたが、患者の59%に副作用がありました。

「DAAとインターフェロンフリー治療、ガイドラインに合わせた治療がHCV関連MCの患者のために非常に有効かつ安全です。」と著者らは記しています。
「ITIに基づいた血管炎の臨床反応が全体的に100%の確率というのは、これまで治療が困難だった患者の大多数を治療するための視点が開かれます。」

(記事元)http://medicalxpress.com/news/2016-08