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重篤な気管支疾患のある小児にとって有効な利尿剤であるアミノフィリン

ボストン - 2008年10月17日 - 気管支拡張アミノフィリンは、重度の疾患の小児患者において有効かつ安全な利尿作用があると米国小児科学会(AAP)2008 全国大会にて報告されました。

アミノフィリンは、肺や腎臓への副作用なしに尿量を増やすということが、小児科およびクリティカルケア医学者で、ペンシルベニア州立こども病院のロバート・F・タンブロ博士は、10月12日に発表された研究の中で述べています。
タンブロ博士らは、33人の重病の子供のうちの人工呼吸器を使用している28人について、24時間にわたる肺や腎機能に対するアミノフィリンの影響を調べるための無作為のテストを行いました。
博士のチームは、人口統計、診断、投薬、生命反応、尿量、血中尿素窒素(BUN)およびクレアチニンのデータを収集しました。
この群の中で、最も一般的な4つの病名は細気管支炎、肺炎、先天性心疾患、および敗血症でした。
データ収集は、アミノフィリン治療を開始後、24時間単位で繰り返しました。また、肺機能検査は、28人の挿管患者に対して実施されました。
アミノフィリンの投与量及び投与方法は、患者の臨床チームにより決定しました。
目標薬物レベルは、連続注入で10~20マイクログラム/ mLまで、最低レベルが非連続投与で4〜8マイクログラム/ mLでした。
うち、3人の患者は連続的な注入を受けました。
31人の患者がアミノフィリン治療開始時に他の利尿薬を受けていました。
研究期間中6人に対し利尿剤投与量が増やされた一方で25人の患者に関しては、研究中にはそのような増量はありませんでした。
尿量は、24時間(P = 0.005)で、平均で3.8のcc /キログラム/時間(範囲、3.3から4.3)から5.1cc /キログラム/時間(範囲、4.4から5.8)に増加しました。

研究中に利尿剤の量は、変更がなかった25人の患者においても同様に尿の増加がありました。
BUNは24時間は変化しませんでした。
平均BUNはベースラインにて19.1ミリグラム/ dL(範囲、16.4から21.8ミリグラム/ dL)で、24時間後(範囲、16.9から23.7ミリグラム/ dL未満)、20.3ミリグラム/ dLでした。
クレアチニンは、同様にアミノフィリン治療では変化はなく、ベースラインで0.62ミリグラム/ dL(0.13±)、24時間で0.67ミリグラム/ dL(0.17±)でした。

24時間後の気道抵抗はベースラインから減少し、優位性は(-10.6±5.7、P = 0.08)でした。静的、動的順守に変化はありませんでした。

副作用が6人の患者にみられ、症状は、イライラや鼻水の増加、心室期外収縮および頻脈性不整脈が見られました。
6人の患者にこれらの副作用があることも他に説明のしようはありますが、アミノフィリンの投与は4例において中止されたとタンブロ博士は述べました。
「アミノフィリンは重篤な病気の子供のために有用な二次利尿剤として重要であるように思われる。」
と研究者らは結論付けました。

ソース http://www.docguide.com/aminophylline-effective-diuretic-critically-ill-children-respiratory-disease...