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脳の専門家が明かすケーキが二度と食べたくなくなる秘密

世界中でたくさんの人が肥満を患っています。
インターネットやスマートフォン、その他テクノロジーの登場や、厳しい仕事、超加工食品が人間の健康やライフスタイルに悪影響をもたらしています。

現状、推定では世界で20億人近くの人が過体重であるとされています。
世界人口の大部分が影響を受けているにも関わらず、健康問題を無視したり、対処しない人が殆どです。

とある研究では、全ての人やダイエットプラグラムにおいて、ダイエットの99%が失敗していることが示されています。
また研究者によると、1年以内に正常なBMIを達成できたのは過体重の人の1%以下であることがわかっています。

人々は、突然の増量や肥満リスクを上昇させる加工食品を避けることは難しいと感じています。

「減量できない理由として、私たちの体が現代の食事を処理できるようには進化していないことがあります。」と、「The Official Bright Line Eating Cookbook」を執筆した神経科学者であるスーザン・ピアス・トンプソン氏はDaily Mailに掲載された記事の中で話しています。

トンプソン氏は、加工食品は「私たちの脳をハイジャック」しており、減量への集中を妨げていると説明しています。
現在、健康に悪く広く消費されている食べ物として、甘い物や砂糖入りの製品があります。

こうした食品は、体の神経伝達物質であるドーパミン値を上昇させます。
脳が過剰なドーパミンを検出すると重要な受容体の機能が低下し、これにより同じ「上昇」を得るためにでんぷん質の糖分の高い食べ物を食べることを強制します。

また、ケーキの様な小麦粉の入った砂糖入りの食品を食べると、体のインスリンレベルの上昇を引き起こします。
この上昇により、脳に食べることを辞めるように指示する作用がある、レプチンと呼ばれるホルモンの流れが阻害されます。


<ケーキやその他お菓子を食べるのをやめる方法>
トンプソン氏は、体重を管理したいならば、簡単な食事の変更を行うべきであると述べています。
彼女は、脳による満腹感や、砂糖や小麦粉などを食べたくなる感情の検出に影響する食品を避けるべきであると言います。

ケーキの消費量を減らし、代わりに果物や野菜などの健康的な食品を選択することで、「自動脳」が体重管理を引き継いでくれます。
これは、甘い物を食べたい気持ちが減り、バランスの取れた食事をサポートするということです。

「何かを大きなこと成し遂げる上で、自制心に頼るのと自動脳を使うことの違いです。」と、トンプソン氏は付け加えました。
「自動化してしまえば、その分膨大な量の認知資源を他の事に使うことができます。何よりも、こうした食事方法に従えば、過剰な体重の素早い減量に役立ちます。」

出典: 2019年11月12日更新 Medical Daily『Brain Expert Reveals Secret To Never Crave Cake Again』(2019年11月20日に利用)
https://www.medicaldaily.com/brain-expert-reveals-secret-never-crave-cake-again-445738