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笑うことで記憶力低下を予防

「笑いは最良の薬である。」という表現はよく耳にしますが加齢に伴う記憶力低下防止に関しては まさに薬になるかもしれません。
笑うことによりストレスホルモンであるコルチゾールによる脳へのダメージを減らし、結果的に記憶力向上につながる事がカリフォルニア州のロマリンダ大学の研究でわかりました。

この研究はグリンダー・シン・バインス教授により行われ、 サンディエゴの生物研究会にて研究結果が発表されました。
過度のストレスは健康に悪影響がありますがMedical News Todayではストレスはアレルギーを悪化させると報告され、他の研究では精子疾患にかかりやすくなると指摘されました。

過去の研究ではストレスは高齢者の記憶力や学習力を低下させると報告されました。 原因はストレスはの脳の神経細胞にダメージを与えるホルモンであるコルチゾールの産生を増やすためです。
新しい研究でコルチゾールによる脳へのダメージは笑いにより緩和されるのか実験を行いました。
糖尿病を患っている高齢者グループと健康な高齢者グループに分けて 2つのグループには20分ほどコメディビデオを見てもらい、その後学習能力や記憶力を測るテストを行いました。
さらに3番目の高齢者グループにはコメディビデオを見ないで記憶力テストを行いました。
実験前に全ての参加者のコルチゾールレベルを測定しました。 コメディビデオを見た2つのグループはコルチゾールレベルが大幅に下がっていました。 さらに記憶力や学習機能、視力認識のテストでもビデオを見ていないグループに比べ大きな差がありました。
糖尿病グループはコルチゾールレベルが最も下がっており、記憶テストでも最高のスコアでした。 共著者であるリー・バーク博士はストレスが少ないと、記憶力向上が見られ 笑うことはストレスを減らす鍵となると語りました。
「ユーモアは海馬の神経細胞を減少させるコルチゾールのような有害なストレスホルモンを減少、血圧を低下させ、気分や血液の流れを良くしてくれます。」と彼は説明しました。

笑い、ユーモアを楽しみ、脳内のエンドルフィンやドーパミンの放出を増えます。
リー・バーク博士はこれらの脳内の神経化学物質の変化により記憶力を向上させるガンマ波帯の周波数を改善すると語りました。
笑いは良薬になるだけではなく、生活の質に関わる記憶力向上にもつながります。

バーク博士はこの研究結果から高齢者に対して有効なプログラムを提供できると考えました。
高齢者には加齢に伴う記憶力低下が起こりますが、楽しく有益なユーモア療法を高齢者に対して行う必要があると彼は述べました。
他の研究では緑茶はワーキングメモリを改善し、カフェインには長期的な記憶力を改善すると報告されました。

以下のサイトより引用
http://www.medicalnewstoday.com/articles/276042.php