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男性の癌克服者により男性の乳癌を再認識

男性にも乳房組織がありますが、それはまさに女性のように乳癌になりえるということを意味しています。

しかし、病気と戦う人も乳がん撲滅キャンペーンのピンクカラーには狼狽えてしまうようです。
マッチョの典型、ナショナルフットボールリーグ でも 今月はピンク色の滑り止め付の手袋をしたスポーツ選手を見かけました。

「10月のキャンペーンは100%ピンク色とすべきではありません。私はそこに青いスプラッシュを入れようとしています。」と、6年間の乳癌治療を克服し、10月16日から22日まで開催中の男性乳癌啓発週間の提唱者である、マイケル・シンガー氏は述べています。
「それは私がNFLに少し腹を立てていることなのです。彼らは私達が男性だということを忘れてしまっています。」と、56歳、ブロンクス出身のシンガー氏は追加しました。

「すべてピンクに染まってしまい、それには少し不満があります。」
同じように2度の乳癌を克服した66歳のスティーブン・コーン氏は、自分たちが見過ごされているように感じています。

「私たちは完全に透明人間です。」と、ワシントンD.C.に住むコーン氏は述べています。
乳がんの疾患率は女性の方が男性の約100倍ですが、米国癌協会によると、今年2600人の男性が浸潤性乳癌と診断され、440人が亡くなっています。

更に悪いことに、女性のように頻繁な検査や検査方法が充実していません。

男性がマンモグラムを予約したり、自己で乳房検査を行っているなどと聞いたことはありますか?

「男性には乳癌はないといった神話が存在し、その結果、しこりや塊などが見過ごされ、診断や治療が遅れるのです。」と、ベス・イスラエル・メディカルセンターの腫瘍医、ポーラ・クライン博士が警告しています。

そして、待てば待つほど、癌に拡散する時間を与えてしまいます。 したがって、乳がんの男性の生存率は女性よりも有意に低いのです。
 臨床データの多くは女性を優先とした研究であるため、男性の乳がんに関する臨床データは多くありません。
これは多くの男性が、主に女性疾患として認識されているために不名誉と感じていることを意味します。 

コーン氏は、乳がんの男性のためのサークルを見つけることができませんでした。
「女性のサポートグループに参加しない限り、私には何もありませんでした。」と彼は言います。

それは、男性の多くを失望させる結果になるのです。
「私は待合室に足を踏み入れました。そこでは、乳癌の女性は自由に話すことができます。しかし、もし、男性はあなただけだったとき、どうやってその会話の中に入っていけますか?」と、シンガー氏は尋ねました。

シンガー氏は2010年にステージIIの乳癌と診断された時、とても恥ずかしかったそうです。
彼は「胸に癌ができた」と周りに伝えました。
「私は自分が『乳癌』だと言う気にはなれませんでした。」 「女性の病気にかかるなんて、私は一体どうしてしまったんだと思い、そして、同じ病気を持つ男性を見つけることができませんでした。」と彼は言います。

彼は米国癌協会へ『男性の乳がん同盟』を提唱しています。自分自身のような男性の癌患者が表に出て話す姿に触発されたのです。
「乳癌を診断される男性は、あなた一人だけではありませんよ。」とピンクとブルーのリボンを配りながら、シンガー氏は話します。

ピンクとブルーのTシャツも、人々に、男性もまた乳癌になるということを、思い起こさせます。
「あなたには、乳癌であることにより寂しさ、恐怖といった感情があるかと思いますが、それに手を差し伸べ、ともに話すことができる男性がいるのです。」


(記事元)http://www.nydailynews.com/life-style/health/male-survivors-remind-men-breast-cancer-article-1.28310...