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JapanRx / 犬にベナドリルを投与しても大丈夫?その場合、適切な投与量とは?

犬にベナドリルを投与しても大丈夫?その場合、適切な投与量とは?

ジェネリック名のジフェンヒドラミンとしても知られるベナドリルは、獣医が日常的に飼い主に自宅投与を指示する数少ない市販薬の一つです。
一般的には忍容性も良好で安全な薬ですが、自宅での投与を行う前に、飼い主が心に留めておくべきことがいくつかあります。


1.    ベナドリルの用途は?
ベナドリルは、平滑筋と血管のH1-受容体受容体を遮断する抗ヒスタミン薬です。
最も一般的な適応症として、環境アレルギーや虫刺されによるアレルギー反応の治療、ワクチン反応の事前処置があります。
その他、マイルドな鎮静薬として、犬の乗り物酔い予防にも多少の効果があります。


2.    ベナドリルを使用すべきでない場合とは?
ベナドリルは、緑内障や高血圧、心血管疾患を患うペットなど、特定の場合使用は禁忌となります。
ベナドリルに限らず、ペットに薬を投与する際は、必ず事前に医師に相談するようにしましょう。


3.    投与量は?
経口ベナドリルの標準的な投与量は、体重1ポンド(約450グラム)あたり1mgです。
この用量を1日2〜3回投与します。
ドラッグストアで販売されているジフェンヒドラミン錠剤はほとんどが25mgであり、これは25ポンド(約11.3キロ)の犬に使用する用量です。
市販薬を投与する前には、必ず用量を確認して下さい。
加えて、市販のジフェンヒドラミン錠剤には多くの場合、タイレノールなど他の成分も配合されているため、犬に投与するベナドリル上にはジフェンヒドラミンのみが配合されていることを確認して下さい。
 

4.    獣医に連絡するタイミング
傾向ベナドリルは、軽度から中等度の効果がある抗ヒスタミン薬であると考えられています。
ペットが顔の腫れや呼吸困難といった急性アレルギー反応を起こしている場合は、経口薬を飛ばし、獣医に直行して下さい。
多くのアレルギー疾患には、犬用の抗アレルギー薬と根柢にある感染治療の組み合わせが必要となります。
ペットが処方薬に反応しない場合、その他の治療選択肢について獣医に確認して下さい。

出典 PetMD『Can I Give My Dog Benadryl and If So, How Much?』(2019年12月17日に利用)
https://www.petmd.com/dog/care/can-i-give-my-dog-benadryl-and-if-so-how-much