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JapanRx / 日焼けマシーンでの日焼けによる皮膚癌の新たなリスク

日焼けマシーンでの日焼けによる皮膚癌の新たなリスク

日焼けマシーンによる屋内での日焼けと皮膚がんのリスクに関する新しい研究では、異性愛者ではない10代の黒人男性の室内での日焼けマシーンの使用は、異性愛者である白人女性とほぼ同等であることが判明しました。

サンディエゴ州立大学の研究者、アーロン・ブラシル博士が率いるこの研究は、最近ジャーナル・オブ・ジャーマン(JAMA Dermatology)に掲載されました。

「一般的な考え方とは異なり、人種や少数民族が室内で日焼けをし、特にそれは、性的に少数派の少年に集中しているようです。」
と心理学の助教授であるブラシル博士は述べています。

このデータは、2015年の青少年リスク行動調査(National Youth Risk Behavior Survey)に端を発しています。
この調査では、9歳から12歳までの公立学校と私立学校の生徒の危険な健康行動の蔓延性を調べています。

以前の研究では、性的少数派の男性は、異性愛者の男性と比べてリスクが2倍まで高く、皮膚癌の有病率が最も高いとされていました。
肌の黒い人がなぜ屋内での日焼けマシーンを使用するのかについて不可思議ではありますが、それは元々なぜ人々は日焼をするようになったのかという不完全な理由に起因するとブラシル博士は述べました。

「多くの人は、屋内での日焼けの目的は肌を黒くすることと考えるので、黒人が日焼けするという考え方は、理解するのが難しいです。しかし、屋内での日焼けを対処戦略と考えると、調査結果はより意味をなすものになります。」と彼は述べています。

UVへの曝露は脳内の天然オピオイドの放出を通じてリラックスできる可能性があるため、非異性愛者の黒人およびヒスパニック系の10代の少年が、差別、偏見、性的指向、人種/民族性およびその被害に基づく心理的苦痛を調整するために、日焼けマシーンを使用している可能性があるとブラシル博士は説明しました。
カリフォルニアや他のいくつかの州では、屋内日焼けは未成年者へは禁止されていますが、ブラシル博士はこれらの制限が100%有効ではないと述べました。
「これらの男の子の屋内日焼けの原因を理解することが重要であり、ハイリスクグループを対象とした将来の皮膚がん予防や教育キャンペーンを展開することができます。」

ブラシル博士は、現在、サンディエゴ郡に住む14〜35歳の性的少数派の男性の屋内日焼けマシーンの使用を評価する、フォローアップ調査に取り組んでおり、大学時代や若者の間でも同様の現象があるかどうかを確認しています。

(記事元):http://medicalxpress.com/news/2017-01-indoor-tanning-reveals-at-risk-group.html#jCp