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寒さの中での雪かきは健康に悪いことがある

2021年3月6日 - 雪かきをすることが健康に害を及ぼす可能性があると専門家は警告しています。

米国では、雪かきで年間100人が死亡しています。また、除雪機を不適切に使用しての負傷は一般的です。

ペンシルバニア州ハーシーにあるペンシルバニア州心臓血管研究所(Penn State Heart and Vascular Institute in Hershey, PA)の心臓専門医であるチャド・ザック博士は、次のように述べています。

「寒い気候は、体温を維持するために体が血管を収縮させて血圧を上昇させ、心臓発作のリスクを高める可能性があります。」

心臓や肺に問題がある場合、または高齢者で基礎疾患がある場合は、可能であればシャベルは使わないようにし、友人に手伝ってもらう、もしくは、業者に頼んで行ってもらう必要があります。自分で雪かきを行う場合は、シャベルの使い方にご注意ください。

「シャベルは使う必要があるときだけ使用してください。」

とザック博士はペンシルベニア州立大学のニュースリリースで述べました。

 「罰金を取れない程度であるならば、歩道の自分の通り道だけをシャベルでかき、外出する必要がなければ、車道はシャベルを使わないでください。一度に大量にかきわけず、少量に分けて雪かきを行い頻繁に休憩を取ってください。」

人間工学に基づくとシャベルは、背中と心臓をよく使用します。発汗によって失われた水分を補充するために水分補給をこまめに行うことも重要です。

「心臓発作の典型的な兆候である胸痛、息切れ、あご、腕、背中に広がる痛み、吐き気や冷や汗に注意し、それらのいずれかが発生した場合はすぐに止めてください。」

とザック博士は述べています。

「それでも良くならない場合は救急車を呼んでください。」

除雪機を使用して詰まってしまった場合は、手を伸ばして障害物を取り除くだけではいけません。ほとんどの除雪機はスプリングを使用して雪を押すためのオーガーを回転させていると、ハーシーにあるペンシルバニア州ヘルスミルトンS.ハーシーメディカルセンターの救急医であるジェフ・ルービン博士は説明しました。

「人々は除雪機内部のバネの力に気づいていません。雪が詰まって雪を降ろすために手を伸ばすと、かなり深刻に手を怪我する可能性があります。」

と彼はニュースリリースで述べました。

機械の電源が入っていなくても、スプリングが解放されて怪我をする可能性があるとルービン博士は警告しました。

「可動部分に手を近づけないでください。」

と彼は言います。

 「手以外のものを使って雪の詰まりを解消してください。」

冬の屋外では、重ね着をすることで体を暖かく保つことができます。

 

また、シャベルを使ったりその他の活動をする前には、体のウォーミングアップを行うことも重要です。

ルービン博士は、筋肉が冷えると怪我をする可能性が高いと述べています。

 

 

【以下のリンクより引用】

Snow Shoveling, Slips on Ice Bring Cold Weather Dangers

Healthday