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外科医からの警告:首輪やリードで手を怪我する危険

犬を飼っている人がペットを正しく管理していないと、重大な手の負傷の危険性があると外科医は警告しています。

英国手指部手術協会(the British Society for the Surgery of the Hand, BSSH)によると、リードと首輪の使い方を誤ると、ペットの所有者は「重傷」を負ってしまうことがあります。

それはたった1年間の間、ロイヤルコーンウォール病院一か所だけでも、「犬のリードや首輪の誤用」による重大な手の怪我の治療症例が30件あったことが明らかになりました。

骨折、裂傷、脱臼および摩擦熱傷が最も一般的な怪我です。

外科医によると、怪我は単なる表面的なものではないことが多く、中には怪我により深刻に衰弱してしまい完全に回復するまで、1年程度かかることもあります。

このような怪我を最小限に抑えるために、BSSHはリードと首輪を正しく扱う方法についてのアドバイスを出しました。

彼らは、犬の飼い主が手首、手のひら、または指にリードを巻きつけたり、犬の首輪で指を引っ掛けたりしないように注意を呼びかけています。

外科医はまた、より大きな犬を飼っている場合は、散歩の際にリードを短く持つことで、スピードが上がらないように制限することを勧めています。

イギリス・コーンウォール地方のトゥルーロにある、ロイヤルコーンウォール病院の診療医である、レベッカ・ダンロップ医師は、次のように述べています。

「犬は、人々のストレスを軽減し、元気に活動できるようにするなど、犬の飼い主にとっては、幅広い健康上の利点があります。」

「しかし、犬のリードと首輪によって引き起こされる多くの重大な怪我を診て、私は愛犬家の人たちに自分の手の深刻な怪我を防ぐために自分でできる簡単なステップを知ってほしいのです。」

ダンロップ医師が診察した一般的な怪我は、指の骨のらせん骨折です。これは、犬の首輪やリードを誤って取り扱ったことが原因です。

「私たちは、犬の飼い主が手を怪我して病院に来るようなリスクを回避し、飼主が犬と一緒に楽しい時間を過ごせるようにしたいと考えています。」と彼女は言います。

英国動物虐待防止協会(RSPCA)のデータによると、英国では約850万匹の犬がペットとして飼われています。

 

【参照記事】

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