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喫煙者の何割が肺がんを発症する?

ノースショア大学ヘルスシステム代表、ジョン・A・ハウィントン医師(外科医)の回答:

現実に、肺がんを発症する人の50%(米国では年間100,000人)がタバコを止めています。
喫煙には高い中毒性があり、人々は禁煙を試み続けています。
新しい薬や治療法により効果は改善してきていますが、だとしても単に「タバコを吸った自分の責任だ」とは言えません。
私は研修で、患者が喫煙し無い限り、手術をしないと言う外科医が居ることを知りました。
喫煙は中毒症状であり、医師でもこの中毒症状を上手く治療できていない訳ですから、これは極端すぎる考え方です。


マイケル・ローゼン医師(内科医)の回答:

がんによる総死亡者数はほぼ同数であったため、死亡率が上がるということは、毎年肺がんによる女性の死亡例が約20,000件増えているということです。
女性の乳がんおよび肺がん症例数は、約20年前から喫煙し始める女性が増えたことと直接関係しています。
喫煙が増えたことで、女性の寿命やがんによる死亡率は、男性と同等レベルに急速に近づいてきています。
ですので、バージニア・スリムの広告に「ついにここまで来てしまいましたね。」と皮肉を込めた台詞があるように、これは恐ろしいことですが真実です。
男性の場合、喫煙が原因のがんによる死亡率はピークを迎えたようであり、男性の喫煙者数が最も高かった25年前から減少するにつれて、減り始めています。
残念ながら、米国の女性にとって、喫煙率のピークや、それに伴う肺がんによる死亡率の上昇が起こるのは、まだ先のことです。


ピエモンテ心臓研究所、ジョセフ・I・ミラー医師(心臓胸部外科医)の回答:

肺がんを起こす非喫煙者の割合は、わずか10~15%です。


胸部外科学会の回答:

喫煙は、肺がんの最も一般的な原因です。
肺がんの患者が100人いる場合、少なくとも85人は喫煙者でしょう。
実際、人の行動と特定の疾患の発症率にこんなにも強固な関係がみられる疾患は他にありません。

ただし、すべての喫煙者が肺がんになるわけではありません。
その他の要因として、毎日の喫煙量、喫煙時間の長さ、年齢なども発症率に影響します。
タバコを吸う人が100人いる場合、最終的に肺がんになる人の数は、上記の要因に応じて1~15人の範囲です。
例えば、少なくとも50年間1日2パックタバコを吸い続けた69歳の人が100人いた場合、内15人が肺がんを発症するでしょう。
一方、少なくとも25年間1日2パックタバコを吸い続けた62歳の人が100人いた場合、肺がんを発症するであろう人数はわずか3人となります。


ネバダ大学医学部家庭医学の回答:

あなたが喫煙者である場合、肺がんを発症するリスクは非喫煙者よりも25倍高くなります。
生涯で肺がんの診断を受ける男女の割合は約6.6%であり、これらの症例の90%が喫煙(副流煙への暴露を含む)に関連しています。
2015年だけでも、喫煙者1,000人中4~5人が肺がんと診断されています。

出典 sharecare『What percentage of smokers gets lung cancer?』(2020年2月7日に利用)
https://www.sharecare.com/health/lung-cancer/smokers-with-lung-cancer