電話: (050) 5534-5772

平日09:30~18:30(日本時間)

JapanRx / レチノイン酸が潜在的にHIVを撲滅するカギになる可能性

レチノイン酸が潜在的にHIVを撲滅するカギになる可能性

サンフランシスコVAメディカルセンターの研究者による最新の研究では、HIV患者の免疫システムを薬理学的に強化することで、感染したHIV細胞を排除することに効果が有るということです。

この研究は、「ウイルスの再活性化後の潜在的なHIV貯留槽における細胞を死滅させるためのRIG-I経路の刺激」と題されています。
レトロウイルス療法は血液中のHIV細胞のレベルを低下させることができますが、HIV細胞を完全に排除することはできません。ウイルスは体内に潜伏したままです。

この研究は、ヒトの免疫系を刺激するためにレチノイン酸を使用することにより、体内の感染したHIV細胞を排除することができることを発見しました。
特定のFDA承認のレチノイン酸誘導体であるアシトレチンは、身体の自然免疫系が感染細胞を標的とし破壊することを可能にします。

この研究の主著者であるペイリン・リー博士は次のように述べています。
「HIV治療の現在のモデルは、症状の緩和や生活の質の向上に役立ちますが、治療するわけではありません。 患者は副作用を持続しながらレチノイン酸を全身に摂取します。 これは、レトロウイルス薬の前に使用され、免疫系がすでに強化され、すぐにウイルスを認識して死滅させます。これがHIVと戦う新たな扉を開くことができると思います。」

さらに研究を重ねることで、免疫システムの機能を向上させ、この疾患の永続的な治療法を見つけ、臨床的な解決策を作り出すことができます。これは、HIV治療に対する患者中心のアプローチであり、単純に治療をするだけでなく、健康への道筋なのです。

(記事元)
http://gaynewsnetwork.com.au/checkup/retinoic-acid-could-be-key-to-eliminating-hiv-21413.html