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JapanRx / マスクの着用義務があってもスキンケアとメイクを怠らないで

マスクの着用義務があってもスキンケアとメイクを怠らないで

フェイスマスクを着用すると、自分や他人をCOVID-19から守る効果があることは間違いありません。
しかし、以前に皮膚に問題が生じたことがなくても、マスクを常に着用していることで、皮膚に問題が生じたと言う人もいます。
あなたも、その一人かもしれません。
乾燥肌や「マスクニキビ」(マスクの着用に起因するニキビ)が生じていても、刺激を軽減するための方法があります。

メディカルデイリー:は、美容コンサルタントのレイチェル・C・ワインガーデンシステムに、COVID-19時代のスキンケアに関するアドバイスと、マスクを着用時のメイクアップに関するヒントについて尋ねました。


メディカルデイリー:
マスク使用前後の肌の乾燥や皮脂を軽減するためには、どのようなケア習慣を実践すれば良いですか? 

レイチェル氏:
ほとんどの女性(および男性)が犯す大きな間違いは、今まで通りのスキンケア方法を続けるべきだと考えていることだと思います。
マスクは私たちを健康維持に役立つ可能性がありますが、肌には大混乱をもたらす可能性があります。

脂性肌の人は、マスクがずれる時、皮脂(顔の腺から出る油)が顔の上で移動することがあります。
敏感肌や酒さがある人にとっては、最も低刺激性のマスクでさえも、刺激を引き起こす可能性があります。
乾燥肌の方は、マスクをすると、乾燥が悪化する場合があります。
だから今、自分の肌に注意を払う必要があります。
マスクを外した後は、できるだけ刺激の少ない洗顔料を使用してください。
毎晩顔を洗う時間まで待つ必要はありません。
そして、すべての製品を低刺激性のものにすることをお勧めします。
今はレチノールや、刺激が出る可能性のある物を試す時ではありません。

マスクを使用した後は無香料の洗濯洗剤で洗うか、必要な場合はベビーシャンプーを使用して洗ってください。

皮脂に関しては、マスク着用前に、鼻やその他顔の油っぽい部分をふき取ってください。
また、太陽の下で1日中屋外で過ごす場合は、マスクが湿って汗や皮脂が顔じゅうに広がることを防ぐため、予備のマスクを1つか2つ用意して下さい。
肌質を改善するには、今が好機です!


メディカルディリー:
仕事用にメイクをするものの、通勤中や同僚と密接に接触する際マスクを着用しなければならない場合、メイクを保つためにはどうすれば良いですか?
ノーメイクで仕事に行くべきでしょうか?

レイチェル氏:
ノーメイクでいる必要はありません。
私なら、夜や自宅で過ごす時に保湿力の高いリップバームを使用することをお勧めします。
その他、すでに顔の一部が覆われ外気に曝されていないため、毎日のスキンケアを減らすことをお勧めします。
また、肌に合わない色味のファンデーションを使用し、それが襟元に付着した時、ひどい見た目になりますよね?
これがマスクに付着すると、より最悪です。

ですので、顔にメイクアップ製品を使用しなければならないときは、色付きの保湿剤(マスクの下はつけなくても問題ありません)を使用し、目元のクマやシミに、脱色部分にはコンシーラーを使いましょう。
また、鼻はマスクで覆う必要があるので、頬や鼻の外から見える部分には最も低刺激性のプレストパウダーを使用しましょう。


メディカルデイリー:
一日中マスクをしていると、他人からは目しか見えません。
女性がほどよく目を強調できる方法はありますか?

レイチェル氏:
私は、一番の方法は眉毛を気に掛けることだと思います。
ここ数年眉毛の手入れは非常に人気がありますが、マスクを着用する場合は、眉毛が変に見えたりやりすぎに見えることなく、手入れがされているような見た目にしていたいと考えるでしょう。

まぶたの見た目を均一にするために、よりニュートラルな色のアイシャドウを使いましょう。
ラメを追加する必要はありません。
アイラインで目のラインをはっきりとさせ、目元を目立たせましょう。
マスカラが落ちるとこれまでよりも目立つことになるため、今マスカラを使用すべきかどうかは疑問です。


メディカルディリー:
顔の大半が覆われているため、女性は目元のメイクをやりすぎる傾向にあるでしょうか?

レイチェル氏:
メイクアップである程度の自身が得られるため、一部の女性は無力に感じているかもしれません。
他人にとっては、単純にバランスが問題となります。
目のメイクが突然やりすぎに見える原因が、口紅とのバランスが取れていないことが理由だとは、他人は気づかないかもしれません。

最後のヒントは、次の通りです。
チークは使用しても問題ないと思いますが、あらゆるメイクの中でも、チークは顔全体を見せることを想定してつけるようにしましょう。
言い換えれば、チークやブロンザーは、部分的に使うと明らかに変に見えます。


メディカルディリー:
マスク着用時の見た目について、その他の提案はありますか?
結局のところ、私たちのメンタルヘルスは部分的に、自分自身に対してどう感じるかによりますね。

レイチェル氏:
その通りです。
私たちは今、マスクを着用しなければなりません。
マスクを着用することは賢く、正しい行動です。
しかし、だからといってマスクをファッションの一部としてとらえてはいけないという訳ではありません。
肌の色に合った色のマスクを選びましょう。
マスクを洋服や趣味と合わせてみてはどうでしょう。
また、ゆらゆらと揺れる、大きなピアスはマスクや髪の毛に引っかかるため、避けましょう。


レイチェル・C・ワインガーデンシステム氏はビューティー・ヒストリアンであり、大手化粧品会社で美容トレンドや予測に関するコンサルタントを務めています。

出典 2020年8月12日更新 Medical Daily『Don’t Skip Skin Care and Makeup When Masks Are a Must』 (2020年8月13日に利用)
https://www.medicaldaily.com/skin-care-make-face-masks-455393