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ハイリスク妊娠により母親が両足を失う

最新のニュースによると、テキサス州でとある女性が妊娠中に非常に深刻な合併症を発症した後、敗血症により両足と左手の一部を失ったと伝えられており、女性はこの経験について詳しく語っています。


<ハイリスク妊娠合併症>

この悲劇は、マッキニー在住で当時30歳であったキャリー・コルウィックが、2016年11月頃に同じく30歳の夫ケビンとの間に2人目の子供を妊娠したことが発覚したことから始まりました。
全ては順調かつ正常に進んでいましたが、キャリーが妊娠15週目を迎えた頃から、重度の出血が起こり始めました。
彼女はその後、原因は癒着胎盤であることを知らされました。
これは、メイヨークリニックによると「胎盤が子宮壁に深く入り込みすぎることで起こる」、ハイリスク妊娠合併症です。

正常な妊娠では、胎盤は通常、出産後に子宮壁から剥離します。
しかし、癒着胎盤があると、胎盤の一部(もしくは全て)が付着したまま残り、出産後に重度の失血が起こります。
このため、癒着胎盤がある女性は通常早期に帝王切開による分娩を行います。

上記の理由により、コルウィックは、お腹の赤ちゃんはいつ生まれてもおかしくない状況であり、また産まれても生存できない可能性があると告げられていました。

「私は病院で妊娠練に入れられました。その部屋で、私たちは出産する女性と泣きわめく赤ちゃんに囲まれてながらも、クインが生き残れる可能性は無に等しいと言われ、ただ彼が生まれてくるのを待っている状態でした。」

やがて彼女は分娩に入り、赤ちゃんのクインは死産となりました。

しかし、彼女は失血により子宮内で敗血症性ショックを起こし、それが体全体に広がったため、試練の終わりとは程遠い状態となりました。

2か月後、医師は、組織が深刻な損傷を受けたため、彼女の両足と左腕の一部を切断することを決断しました。
彼女は集中治療に計1年以上費やし、2018年3月に帰宅する許可を与えられました。
保険会社との闘いを終え、コルウィックは2019年4月に義足の承認を受けました。

振り返ってみると、コルウィックは無事生存できたことを喜ばしいことであると感じ、彼女の物語が他の人の刺激となれば良いと考えています。

「このことが起こった時、私は27歳でした。誰も27歳の母親が死ぬとは思っていません。私は本当に、天から借りた時間を生きているように感じます。」と、彼女は言いました。

出典 2020年2月21日更新 Medical Daily『High-Risk Pregnancy Causes Mother To Lose Both Feet』(2020年2月26日に利用)
https://www.medicaldaily.com/high-risk-pregnancy-causes-mother-lose-both-feet-449636