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にきびはうつ病のリスク増加と関連している

カナダのカルガリー大学の研究者は、にきびのある患者が大うつ病を発症するリスクが著しく高いことを発見しました。
ただし、これはにきびの診断を受けた後の5年間のみに当てはまるといいます。

英国の皮膚病学ジャーナル(Journal of Dermatology)に掲載されたこの分析には、
英国の大規模な医療関連データベースであるThe Health Improvement Networkのデータが含まれています。

研究者らは、大うつ病のリスクはにきびの診断から1年以内に最も高くなり(にきびのない人と比べると63%のリスク増加)、
その後減少したことを見出しました。

この研究結果は、医者がにきび患者の気分の変化を観察し、必要に応じて迅速なうつ病治療を開始する、
または精神科医に相談することが重要であることを示しています。

この研究の筆頭著者であるIsabelle Vallerand医師は、次のように述べています。
「この研究は、皮膚病と精神疾患の間の重大な関連性を強調しています。 うつ病のリスクが、にきびが気になるために医師の診察を受けた直後の期間に最も高かったことを考えると、私たちの肌が自身のメンタルヘルスに与える影響の大きさ示しています。にきび患者にとって、にきびは皮膚の損傷以上のものです。これは重大な精神衛生上の懸念を生む可能性があり、深刻に捉えられるべきなのです。」

出典:2018年2月7日更新『Acne linked with increased risk of depression』Health Spectator UK(2019年4月18日に利用)
https://health.spectator.co.uk/acne-linked-with-increased-risk-of-depression/