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高山病の対処方法-専門家のアドバイス

標高の高い目的地に向けた専門家のヒントを参考にしてください。

 

登山の際、標高が高い場所で辛い思いをする必要はありません。

標高11,152フィート(3,399 m)ペルーのクスコや11,550フィート(3,500m)インドのレーなど、高地にある観光地はたくさんあります。

高度では、空気中の酸素が少ないため、通りを歩くだけでも息を切らしてしまいます

高地において、体には正確に何が起こっているのでしょうか。

 「最初に呼吸回数が増加し、息切れのように感じることがあります。」

とアメリカ・コロラド州にある高度医学研究所の所長、ピーター・ハケット氏は言います。

「第二に、脳内の血管が拡張し、血流が増え酸素が必要になります。それが頭痛の感覚となります。」

AMS(山酔い)としても知られる急性高山病の症状には、睡眠障害、吐き気、食欲不振、疲労などがあります。

身体からの信号を無視して高地へ上がり続けると、高所肺水腫 (HAPE)、または(HACE)を発症する可能性がありどちらも非常に深刻です。

とは言え、地球上で最高の景色のいくつかは高地にあるのです。

 

成功の鍵はなんでしょうか?

それはゆっくりと上がることです。

 

可能であれば、2〜3日かけてゆっくりと登り、そしてここで紹介するヒントを使い、最高の気分で頂上へたどり着きましょう。

 

リラックスして過ごす

高地での最初の1日か2日の間は、無理をしないでください。

活動するのは少しだけにして体に調整する時間を与えてください。

 

食事は軽食に

最初の数日間は、食事を軽くします。なぜなら、消化器系は高所でストレスを受ける可能性があるためです。

 

水のがぶ飲み

多量の水を飲むと急性高山病に似た症状である脱水症が予防されます。

 

ボトル入り酸素は使わない

薬局で購入できるボトルには、予防に役立つ酸素が十分に含まれていません。

 

皮膚を保護する

紫外線は高度1000フィート(304メートル)あたり5%増加するため、サングラス、つばの広い帽子、日焼け止めなどで保護してください。

 

2個目のがぶ飲みはやめましょう

アルコールは酸素が低レベルであるときの身体の呼吸反応を抑制します。

標高の高い場所での飲酒は、夜はビール1杯またはワイン1杯でやめましょう。

 

子供のケア

生後6週間未満の子供は、標高の高い場所に適応するのに循環システムが十分に発達していないため高地へ行くべきではありません。

 問題が起きてもうまく伝えられない4歳か5歳未満の子供たちを連れていく場合は、必ず少しずつ段階を踏んで目的地にたどり着くようにしましょう。

 

高所旅行対策品を持参する

高地への順応を促進しますので、頭痛対策のイブプロフェン、アセタゾラミド(商品名:ダイアモックス)を持って行きましょう。また、消化しやすい食べ物(グミキャンディやエネルギーバー食品)、日焼け止めや水筒を忘れずに。

 

【以下のリンクより引用】

Here’s how to deal with altitude sickness - Feel good with these expert tips for high elevation destinations.

ナショナル・ジオグラフィック

2019年9月16日公開