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関節痛の本当の原因を知ろう

関節痛の形態や重症度には様々ありますが、一般的に関節炎が原因であることが一般的です。
関節痛には100種類もの症状があり、成人の約23%が発症します。
また、問題となるのは煩わしい関節の痛みだけではありません。
この疾患は体の障害に繋がる最も大きな要因の一つとなっており、心疾患や肥満、糖尿病といった
その他深刻な健康障害と関連しています。
持続する関節痛がある場合、以下をお読みいただくことで、一体自分に何が起こっているのか、何をすべきなのかが少しお分かりいただけるのではないでしょうか。


<関節痛の主な原因>
関節炎の殆どが、次の4種類のいずれかに分類されます。
自分の痛みはどの種類の関節炎に当てはまるのかを知ることで、症状の改善に必要な治療を受ける上で役立つでしょう。

変形性関節症(OA):
関節炎で最も一般的な形態です。
OAは、軟骨と骨が関節分で崩壊し始めることで発症します。
特徴的な症状として、多くの場合骨盤や膝、足首部分に、関節の強張りが起こります。
変形性関節症は中年期から起こり始めます。
通常は朝こわばりや痛みの存在に気付き、この問題は時間の経過と共に悪化します。
OAを治癒する方法はありませんが、治療や減量(過体重の場合)により、痛みを抑制し、手術を避けることができる可能性もあります。


関節リウマチ(RA):
この種の関節炎には、免疫系が主に関わっています。
細菌やウイルスの防御役として機能する代わりに、誤って自身の関節の内層を攻撃してしまうのです。
フレアアップとしても知られる症状は、数日から数カ月続き、この間痛みや倦怠感、患部の熱、腫れ、赤みが起こります。
初期段階であれば、薬や理学療法による治療により、さらなる関節損傷を防ぐことができます。


痛風:
この炎症性関節炎は、脚の親指に発症することがよく知られていますが、痛風は体の他の関節に発症する可能性もあります。
突然、ズキズキする痛みと腫れを伴った重度の痛風発作が起こることがあり、これは数日から数週間続きます。
しかし治療を行えば、12時間以内に痛みが無くなることもあります。
そして食事に多少の変更を加えるだけで、痛風発作を予防できることもあります。


線維筋痛症:
この種の関節炎も朝に強張りが起こりますが、痛みは通常進行し、広範囲に広がります。
線維筋痛症は、関節痛だけでなく、熱傷感やズキズキする痛み、うずき、しびれ、倦怠感、睡眠障害を引き起こします。
診断が難しいこともありますが、適切なケアを行えば、症状の抑制に役立つことがあります。

関節炎は、その他あらゆる病気や疾患の結果として起こる可能性もあり、非常に稀または一般的ではないケースもあります。
例えば、腫瘍・腫瘍類似疾患(TGCTs)は、関節の裏に良性腫瘍が形成される稀な疾患であり、100万人中わずか数10人しか罹患しないと推定されています。


<医療機関の助けを借りましょう>
各疾患の診断にはグレーゾーンが存在する可能性があります。」と、ナタリー・アザール医師は述べています。
彼女は、NYUランゴーン医療センターの筋骨格ケアセンターでリウマチ専門医を務めています。
「痛みの種類は疾患によって異なりますが、重複することもあります。そのため医者に診てもらい、健康履歴の確認身体検査、その他検査を受けることで、適切な診断を受けることが重要です。」

では、治療はいつ開始すれば良いのでしょうか?
場合によっては自分の直感に従う必要が有る時もあります。
「患者は、医者に診てもらうタイミングを理解していることがほとんどです。」と、アザール医師は言います。
「痛みが日常生活に支障をきたしていたり、体が上手く動かない、機能しない、持続する痛みや腫れがあるといった場合は、病院にかかるべきでしょう。治療を受けないと、関節がだめになる可能性が高まります。」

出典 sharecare『Find Out What's Really Causing Your Joint Pain』(2019年12月20日に利用)
https://www.sharecare.com/health/bone-joint-muscle-health/article/find-out-causing-joint-pain