ヘビ毒抗血清

ヘビにかまれた場合、重篤な組織損傷または体に毒がまわり致命的となってしまう、もしくはこの両方が発生します。
ヘビ毒抗血清はヘビの咬傷によって引き起こされる毒物注入の治療に適応されています。

【抗毒血清の作用・効果について】
人間が毒ヘビにかまれると体内には毒素が注入されます。人間の体内では毒に対する抗体が作られますが、ヘビ毒の拡散は抗体が作られるよりもはるかに速く強力なので、抗体が働く前に筋肉壊死や多臓器不全、呼吸困難を引き起こして死に至ります。
毒ヘビにかまれた場合は、なるべく早い段階で咬傷患者に抗毒血清を投与することで、抗体が効いてヘビ毒素を無毒化することができます。抗毒血清の投与が早ければ早いほど、患者の症状は軽症で済みます。

毒ヘビの抗毒血清は、同じ種のヘビに対してしか有効ではありません。同じクサリヘビ科のマムシとハブでも、マムシ血清はハブ咬症には効かず、ハブ血清はマムシ咬症には効かないのです。
そのためヘビに咬まれたときは、どんなヘビに咬まれたのかを医師に説明することが重要です。

ヘビにかまれた患者の治療を担当する医師は、このパックの内容と応急処置方法や一般的な治療法にに関する医学文献の内容を理解する必要があります。

直射日光、高温多湿の場所を避け、20C-80Cで保管下さい。