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脳卒中が30代と40代で2倍以上に

30代と40代の人には悪いニュースです。
米国心臓学会のジャーナルに掲載された新しい報告書によると、近年、脳卒中の発症率が、55歳以上では低下しているものの35歳から39歳、40歳から44歳の年齢層の間で倍増しています。

「特に50歳未満の人は、脳卒中が老人に起こるだけではないことを認識する必要があります。」と、主任研究者のジョエル・N・スウェルデル博士は述べました。
「そして結果は、身体障害を持ちながら30年から50年を過ごすという心臓発作よりもはるかに衰弱させる結果となります。」
脳卒中は、脳に酸素を供給する血管が血塊によって閉塞されるか、破裂して、必要な血液や酸素を受け取れず、脳細胞を殺してしまったときに起こります。これは、麻痺や記憶喪失、言葉や視力の問題を引き起こす可能性があります。この疾患は米国では死亡原因の第5位です。

 研究者らは、1995-1999年と2012-2014年の間にニュージャージー州で心臓病および脳卒中のほとんどすべての入院を含むデータベースを分析しました。良いニュースとしては、すべての年齢層にわたって心臓発作の発症率が低下したことです。
しかし、その一方で脳卒中の発生率は、35歳〜39歳および40歳〜44歳の群で急激に増加し、45〜54歳の人々では、やや増加となりました。

しかし、この分析には、喫煙、コレステロール値、薬物使用などの個々の脳卒中のリスク因子に関するデータは含まれていないため、研究者は脳卒中リスクの年齢別差異のみを推測することが可能でした。

「糖尿病は過去40年間にわたり継続的に上昇傾向で、特に若年世代に見られます。」とスウェルデル博士は指摘しています。
「若い世代は、血圧や脂質低下薬を処方される可能性は低いのです。」

(記事元)http://www.nydailynews.com/life-style/health/stroke-rates-doubled-30-40-somethings-article-1.2885058