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脊椎骨折の女性にアレンドロン酸治療の効果

骨粗しょう症の一般的ですが、争点となっている治療の継続は患者の特定のグループのための脊椎骨折のリスクを減らすことができます。しかし、それを中止した場合に他が変化無しという状況はほとんど見受けられません。

入手可能な証拠に基づき、UCSFの研究者は、アレンドロン酸をランダムに使用した10年間の研究(ビスホスホネートのタイプ- 骨量の損失を防ぐ薬剤のクラス。)から、2006年の発見を再評価しました。

「我々の研究では、治療の5年後でさえも骨密度がかなり低く更なる脊椎骨折を起こすリスクが高いということを示唆しています。しかし、これらの患者のために、この治療を継続することで、脊椎骨折のリスクを減少させることが考えられます。」とUCSFの教授で疫学者のデニスブラック博士は述べています。


「脊椎骨折リスクの低下とともに、非定型大腿骨骨折を含む、他の考えられる未知の副作用の増加に対して対処する必要があります。」とブラック氏は述べています。「これは明らかに、ビスホスホネートが3年から5年で骨折、特に女性の低骨密度を減少させるのに有益であることが確立されています。」と彼は付け加えました。
「しかし、この治療を5年後に継続すべきかどうか現在議論されてきました。

私は、FDAは近く、ビスフォスフォネートを長期的に継続することでさらに骨折の危険性を低減し、多くの人が安全に3〜5年後に治療を中止することができると言い切るにはデータが限られていると、発表するのではと考えています。」ブラック氏は治療を継続することにより、患者や医療関係者に具体的にどのような利益を得ることができるかについて具体的な情報を与えることができると期待しています。

(脊椎骨折のリスクを研究)
ブラック氏らによる最初の研究は、プラセボとアレンドロン酸を比較して、最大5年間に合計6459人の女性で検証しました。

その研究により、脊椎、股関節およびその他の主要な骨の部分の骨折の危険性が低減され、それにより1997年にアレンドロン酸のFDAの承認につながりました。
2006年以降の継続研究では、継続研究の開始時に既に平均5年間アレンドロン酸を服用した1099人の女性に、ランダムにアレンドロン酸またはプラセボを更に5年以上割り当て処方されました。引き続きアレンドロン酸を服用した

人は、下部脊椎骨折のリスクが低減しましたが、非脊椎と股関節骨折のリスクに差は認められました。

「我々の研究は、少なくとも脊椎骨折の非常に高い危険にさらされている女性が脊椎骨折を予防するためにアレンドロン酸治療を継続することにより、効果があることを示しています。」とブラック氏は述べました。

顎の骨壊死(その部分への血液のめぐりが悪いことに起因する骨死)のような他の副作用と同様に、アレンドロン酸と大腿骨骨折の間の関係についての世間での関心が高まったことでFDAはこの問題に言及せざるを得なくなりました。

FDAの報告には長期使用にリスクの可能性についての情報が含まれるが、ブラック氏の研究では、特に長期の骨折に対する利点を調べました。

「各患者と彼女の医師はリスクに対するメリットを比較検討する必要がありますが、我々の分析の目的は、皆さんにだれにどんな利益があるのかということを感じてもらうためのもので、そのための研究です。」とブラック氏は言いました。

出典:UCSF
(情報元)http://www.news-medical.net/news/20120510/