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肥満を減らすには、2歳以上の子供の体重を毎年測定する必要がある

専門家らは、肥満の蔓延を防ぐため、子供は2歳になった時から毎年体重を量るべきであると主張しています。

現在、小学校卒業時点で3人に1人の子供が過体重となっています。

肥満は後の2型糖尿病や心疾患、肝疾患、いつくかの主要ながんの発症率を上昇させます。

オックスフォード大学とマンチェスター大学の専門家らは、75万人の子供を対象とした54件の研究を評価しました。

彼らは、毎年子供の体重を測定することで、肥満リスクの特定数を最大20%増やせることを発見しました。

科学者らは、この方法は体重の異常な増加率を検出する上ではるかに優れており、医療従事者が早い段階で加入し、家族をサポートすることが可能になると述べています。

現在、イギリスの子供の体重測定は、小学校の始めと終わりの2回しか行われていません。
研究者らは現行の制度を「役に立たない」と批判しました。

本研究を主導したヘダー・ロビンソン医師は、マンチェスター大学にて以下のように話しました。
「この研究結果では、子供は少なくとも2歳以降、毎年体重を測定するべきであることが示されています。」


- 卒業時の過体重
「定期的に子供の体重測定を行えば、5歳以降、子供によって異なる成長パターンを確かめることができます。そのため、体重測定はなるべく早く開始し、成人するまで測定を継続するべきなのです。」

「これにより、子供の親や医療専門家が、子供や家族のサポートに必要な情報を得ることが出来ます。」
この研究結果は、予防医学ジャーナル(journal Preventive Medicine Reports)に掲載されました。

専門家らは、2020年までに子供の砂糖摂取量を20%軽減したいと考えています。
しかし、メーカーの3分の2は、砂糖の含有量を減らすという政府の訴えに背いています。

また閣僚らは、子供の肥満を減らすため、午後9時まではジャンクフードの広告を廃止することを検討しています。

国民肥満フォーラムのタム・フライ氏は本研究について、毎年の体重測定は即時導入されるべきであると述べています。

彼は、次のように話しました。
「イギリスでは子供の体重を定期的に測定しないことが原因で、現状の子供の肥満を引き起こしています。」

「国立児童測定プログラム(National Child Measurement Programme)は、子供の成長期間は毎年体重を測定するように改定し、これにより過体重の初期兆候を検出、子供の体重が増え続けないようにすべきです。」

「動物園では、毎年動物の体重を測定し、心身の健康状態を観察しています。しかし、私たちの子供たちにはそれをしていないとは、ばかげています。」

出典:2019年3月26日更新 The Sun 『Kids as young as two should be weighed annually to fight obesity epidemic, experts claim』(2019年6月4日に利用)
https://www.thesun.co.uk/news/8719177/obesity-epidemic-weigh-children-annually/