肥満は関節の痛みを増加させるかもしれない

2020年5月21日（ヘルスディニュース）-　体重が過剰であることは文字通りそれが苦痛になる可能性があります。

新しい研究では、太りすぎや肥満は筋骨格障害を持つ人々の痛みのリスクを高めることがわかりました。

「痛み、変形性関節症と体重は複雑な関係を共有しています。」

と研究著者のダイアナ・ヒギンズ博士は述べました。

彼女はVAボストンヘルスケアシステムとボストン大学医学部の研究者です。

「全体として、筋骨格障害のある患者では体重が増えるほど、機能や生活の質に影響を与える可能性のある痛みを報告する可能性が高くなります。」

とヒギンズ博士はVAのニュースリリースで述べています。

研究者らは、非外傷性関節障害、関節炎、背中や首の痛みといった、筋骨格障害を抱える約200万人の米国退役軍人に関するデータを分析しました。

全体として、58％が痛みがあると答えました。 10人中8人近くの患者が過体重または肥満でした。

患者のボディマスインデックス（BMI）が高いほど、痛みを報告する可能性が高くなります。 BMIは、体重と身長に基づく体脂肪の推定値です。

正常体重の人と比較して、中等度の肥満（BMI 35〜39）の人は、痛みを報告する可能性が9％高くなりました。

重度の肥満（BMIが40以上）の人では23％高い確率でした。

過剰体重と痛みのリスクの増加との関連は関節炎の患者で最も強く、40％の肥満患者と55％の重度の肥満患者がその痛みを報告しました。

研究によると、体重と痛みの関係は、腰痛または腰痛の患者ではそれほど顕著ではありませんでした。

この研究結果は、最近、Pain Medicine誌に掲載されました。

この研究は関節炎がある患者の体重と痛みの関連を示していますがこの関係を理解するにはさらなる研究が必要であると著者らは述べています。

過剰な体重による関節への負担は関節炎の痛みにつながる可能性がありますが、その関係は逆の方向にも行く可能性もあることを彼らは示唆しました。

関節炎によって引き起こされる痛みは、患者に身体活動を鈍らせ、その結果、BMIが高くなる可能性があります。

 

【以下のリンクより引用】

Extra Pounds Could Bring More Painful Joints

HealthDay