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肌を守り、老化を防ぐために最適な日焼け止めとは?

<日光を理解する>

SPFとは、Sun Potection Factor(サンプロテクションファクター)の略称です。
日焼け止めが肌にどのように作用するかを理解するには、太陽光線に関する理解を深めることが大切です。

「日光には、皮膚に害を及ぼす可能性のある2種類の紫外線(UV)が含まれています。これは、UV-A(紫外線A波)とUV-B(紫外線B波)です」と、皮膚科医のメリッサ・ピリアン医師は述べています。
「UV-Bは日焼けを引き起こし、UV-Aは皮膚の老化を引き起こします。しかし、どちらの光線も、皮膚がんの原因となります。」

日焼け止めの容器に記載されるSPF数は、紫外線B波を偏向させる効果のみを表しています。
したがって、SPF値が高い製品は、日焼けや皮膚がんに対する保護効果のみが高い日焼け止めということになります。
メーカーは、日焼け止めを使用しない場合と比較して、日焼け止めを塗布した際肌が日に焼けるまでにかかる時間に基づいて、SPF値を算出しています。

「とはいえ、SPF値では紫外線A波による肌の老化に対する日焼け止めの保護効果を知ることはできませんが、SPF値によって日光への曝露による肌のダメージや早期老化の影響を遅らせることができることが分かれば、それで十分です。これは、どんな日焼け止めであっても、何も付けないよりは良いということです。」と、ピリアン医師は言います。


<最適な日焼け止めとは?>

「日焼け止めブランドの選択よりも、使い方の方が重要です。」と、ピリアン医師は言います。
「肌のダメージを防ぐために必要なポイントがいくつかあります。」


<SPF30~50の製品を使用する>

SPFが高いほど、保護機能が多感ります。
過去に皮膚がんもしくは前がん状態を患ったことのあるひとは、SPF45以上の製品を使用して下さい。


<UVAとUVBの両方から保護する製品を選択する>

「皮膚の老化や皮膚がんを最大限防ぐために必要なもう一つのことは、両方の種類の紫外線から肌を守るように設計された日焼け止めを使用することです。」と、ピリアン医師は言います。


<事前に計画し、常に携帯する>

ほとんどの人は、ビーチや公園にいく準備が整うまで、日焼け止めの事を忘れています。
天気が良い日に気分が上がっている時、家に戻りたいと思う人はいるでしょうか?
外出する際は、車やバック、ポーチの中に、念のため小さい日焼け止め容器を携帯しておきましょう。


<事前に全身に塗布する>

全身にたっぷりと日焼け止めを塗ってください。
この際、少なくともショットグラスを1杯分の量を使用しましょう。
日焼け止めは、塗布した後暫く置いておくことで最大の効果を発揮します。
最大の日焼け防止効果を得るためには、少なくとも日光にさらされる15~30分前には塗布しておきましょう。

「顔や耳、手、腕、唇、そして特に頭頂部の毛髪が少ない人は頭皮にも、忘れずに塗りましょう。もしくは帽子をかぶって下さい。」と、彼女は言います。


<満遍なく、頻繁に再塗布する>

時間と共に肌が日焼け止め製品を吸収し、効果が低下します。
また、汗によって分解されたり、洗い流されることがあります。

日焼け止めは原則として、2時間おきに塗布してください。
水泳、ウォーターアクティビティ、運動や発汗を伴う作業を行う場合は、防水の日焼け止めを選択してください。
このような日焼け止めの効果が持続する期間は、通常40~80分です。
従って、最大の保護効果を得るには、40分ごとに塗布しましょう。


<メイクの下に毎日使用する>

日光にさらされることで早期に肌のシワが出来ることを防ぐため、毎日メイクの下に日焼け止めを塗る習慣を付けると良いでしょう。
日焼け止め効果のあるメイクアップ製品やファンデーション、色づきの美容液を使用する方法もあります。
SPF30以上の製品を使用しましょう。


<曇りの日でも1年中使用する>

「曇りの日でも必ず日焼け止めを使用してください。」と、ピリアン医師は言います。
「紫外線は、雲を通り抜けることができます。ですので、春や夏だけでなく、寒い季節でも毎日使う習慣をつけましょう。気温が低くても、紫外線のダメージは変わりません。」


<アクセサリーで保護効果を倍増させる>

顔まわり全体を覆うつばの広い帽子をかぶることで、顔や首、耳を保護することができます。
野球帽でも、何も身に付けないよりは良いですが、顔の中央のみを覆うため他の部分は紫外線ダメージを受けやすくなります。

また、目を保護するために紫外線防止効果のあるサングラスを着用することも、忘れてはいけません。


<強い日差しを避ける>

どんな日光も肌にダメージを与えますが、暑く、強い日差しは最もダメージが多く行くなるため、避ける方が良いでしょう。
これは毎日午前10時から午後3時までの間を指します。


<日焼け止めを忘れて日焼けをした場合>

日焼け止めを付けづに日焼けをしてしまった場合は、アロエや冷たい湿布を試してみましょう。
日焼けの痛みを緩和するには、必要に応じて、イブプロフェンやアセトアミノフェンを推奨量服用する方法があります。
皮膚の上で白く見える水疱ができた場合は、医師に診てもらいましょう。


<子供について>

日焼け止めは、生後6か月以上の子供には安全に使用することができます。
特定の日焼け止めは子供に向かないことがありますので、化学物質が含まれた日焼け止めよりも、二酸化チタンや酸化亜鉛が配合された製品を選択してください。

「自身の肌について考える習慣を身に付けるには時間がかかることがありますが、自分を守ることに繋がるため、毎日労力をかける価値があります。」と、ピリアン医師は強調しています。

出典 2020年7月15日更新 Health essentials『What’s the Best Sunscreen to Protect Your Skin — and Avoid Aging?』 (2020年7月16日に利用)
https://health.clevelandclinic.org/how-to-find-the-best-sunscreen-to-avoid-aging-your-skin/