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細菌の種類は携帯電話から靴まで異なる

2020年6月15日(ヘルスデイニュース)- コロナウイルスへの恐怖で皆さんは細菌に目を光らせているかと思います。

しかし、新しい研究では、環境に生息する微生物についてほとんど知られていないことが指摘されています。

カリフォルニア大学のデービスゲノムセンターの研究者であるデービッド・コイル氏と同僚らは、科学者が研究したことのないグループを含め、靴や携帯電話には何千種類もの細菌が付着している可能性があると述べました。

「この研究は、私たちの周りの微生物の世界についてどれだけ学ばなければならないかを強調しています。」

とコイル氏は述べました。

研究者たちは、全米のスポーツイベントに参加した約3,500人の携帯電話と靴から集められた細菌のDNAを分析しました。

一貫した調査結果では、同じ人の靴と電話には細菌の異なるコミュニティがあるということでした。

携帯電話の細菌は人で見つかったものと同様でしたが、靴には土壌に特徴的な細菌が付着していました。

これは以前の結果と一致しました。

研究によると、靴の細菌の数は電話のその数よりも多いことがわかりました。

全国的にサンプルが採取されましたが、明らかに地域的だと思われる傾向は発見されませんでした。

いくつかのケースでは、同じ都市の異なるスポーツイベントで収集されたサンプル間に有意差がありました。

他のケースでは、遠くの都市からのサンプルは非常に似ていました。

靴と電話の細菌のかなりの部分が「微生物暗黒物質」と呼ばれるグループに由来することを発見し、研究者たちは驚きました。

これらの細菌は実験室で成長し、実験室で研究するのが難しいので、宇宙の大部分を構成すると考えられている目に見えない「暗黒物質」と比較されています。

細菌の暗黒物質群が発見されたのは、科学者が遺伝子配列決定を使用してさまざまな場所で微生物を検索したときだけです。

多くの暗黒細菌群は、沸騰する酸性泉や栄養素の少ない地下帯水層など、遠隔地や極端な環境で見られますが、一部は土壌などのより一般的な生息地で発見されています。

研究の共著者で、カリフォルニア大学デービス校ゲノムセンターのジョナサン・アイゼン氏は、次のように述べました。

「おそらく私たちはこの分野には先入的な知識がありませんでした。しかし、これらのサンプルに、これらの微生物暗黒物質群からの細菌がそんなに多く存在するとは予想していませんでした。」

 

【以下のリンクより引用】

Bacteria Differ From Your Cellphones to Your Shoes

Healthday