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JapanRx / 研究は、パーキンソン病患者の4人に1人が誤った薬を処方されていると主張

研究は、パーキンソン病患者の4人に1人が誤った薬を処方されていると主張

新しい研究では、医師はパーキンソン病を正しく診断することに苦労していることが示されました。

慈善団体Parkinson’s UKが2,000人以上を対象に行った最近の調査によると、初診の際パーキンソン病患者の4分の1以上が誤診されているといいます。

Guardianの報告によると、回答者の26%において、医師は当初、患者の症状を別の疾患と関連付けていたといいます。
誤診された人の内、48%は存在しない病気の治療を受け、36%が薬を処方され、6%が手術を受け、もう6%が薬と手術療法を受けていました。

その結果、誤診による治療を受けた人の34%の健康状態が悪化したことが報告されています。

女性や51~60歳の人は、パーキンソン病の誤診を受ける確立が最も高く、この人数は世界中で現在1000万人以上となっています。

パーキンソン病を患っているにも関わらず別の疾患であると診断された人、もしくは単なる気のせいだと言われ適切に診断されなかった人は、大変な苦労を強いられる可能性があります。

「私は医者に診てもらったものの、何が悪いのか判断してもらうことはできませんでした。」とKaty Dickinson氏は述べ、自身の経験を研究者に共有しています。

病院にかかり始めたとき、彼女はその少し前から左脚を引きずり始めており、長年あった振戦が悪化し、声に影響が出始めていました。
しかし医師は、彼女が症状をでっちあげていると言いました。

「2018年にパーキンソン病の診断を受けるまで、4年間病院に通い、“作り話だ”と言われ続けました。」と彼女は話します。
彼女には、パーキンソン病の家族歴があったのにも関わらず、このような結果となりました。

医師の弁護として、Parkinson’s UKのKatie Goates氏は、この疾患は診断が難しいことで知られている点を指摘しています。

「パーキンソン病は40種類を超える症状を伴う非常に複雑な疾患であり、また疾患の影響も個々人で異なります。」と彼女は話します。
「パーキンソン病研究における最大の課題は、パーキンソン病を診断するための決定的な検査が存在せず、結果として五十肩や不安障害、脳卒中に至るまでの様々な誤診が生じていることです。」

彼女は、この調査ではこうした現状の結果として、人々が健康状態が悪化する中、不安定な状態で放置されていることが示されていると述べています。
適切な診断を下すことは困難であるとはいえ、彼女はこうした結末は「受け入れられるものではない」と考えています。

出典 2020年1月1日更新 Fox News『1 in 4 people with Parkinson’s disease misdiagnosed, given wrong treatment, study claims』(2020年1月6日に利用)
https://www.foxnews.com/health/1-in-4-parkinsons-disease-misdiagnosed-treatment-study