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JapanRx / 片頭痛患者は心臓病や脳卒中のリスクが高い

片頭痛患者は心臓病や脳卒中のリスクが高い

ハーバード大学医学部の調査によると、片頭痛のある女性は、高齢期に心臓発作や脳卒中を起こす可能性が非常に高いといいます。

20年間にわたって115,541人の女性を対象に調査を行った研究では、片頭痛(吐き気やめまい、激しい痛みなどを伴う)を患う人は、重大な心疾患を発症する可能性が50%高く、脳卒中を発症する可能性が62%高くなることがわかりました。

研究の被験者となった25~42歳の女性には、研究開始時点では何の心血管疾患の兆候もありませんでした。
研究期間の終了時点までの間に678人の女性が心臓発作を、651人の女性が脳卒中を発症し、内223人が心疾患が原因で死亡しました。

研究者らはブリティッシュ・メディカル・ジャーナルに発表された記事の中で、次のように述べています。
「この結果は、片頭痛の病態生理学は部分的には血管内システムに影響を与える全身性疾患とみなすこともできることを示しています。」

「これらの調査結果は、少なくとも女性においては、片頭痛が心血管疾患の重要なリスクマーカーとして見なされるべきであるという考えを裏付けています。」

研究者らはまた、因果関係を確立するためにより多くの研究が必要であると述べました。

出典:2016年11月16日更新 Health Spectator UK 『Migraine sufferers face a greater risk of heart disease and stroke』(2019年5月21日に利用)
https://health.spectator.co.uk/no-one-sure-migraines-make-heart-disease-stroke-likely/