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JapanRx / 果物や野菜の摂取量を増やすと、乳がんリスクが20%減少するる可能性

果物や野菜の摂取量を増やすと、乳がんリスクが20%減少するる可能性

高脂肪食を避け、全粒穀物の摂取を増やすとリスクが軽減します。

研究では、より多くの果物や野菜を食べることで女性の乳がんリスクを20%減少することができたといいます。

米国の専門家は、約5万人の健康な閉経後女性を20年間にわたって追跡調査しました。

被験者の半数は脂肪摂取量を20%減らし、果物や野菜、全粒穀物を1日1回以上食べるように求められました。

全体として、乳がんの死亡リスクは21%減少しました。

医療従事者は、この研究は健康的な食事が女性の乳がんによる死亡率を下げることを証明した最初の大規模試験であると主張しています。

カリフォルニア大学ロサンゼルス校に努め、この研究を主導したRowan Chlebowski博士は、次のように述べています。
「私たちが設計した食事法を実践した女性は、20年近くの追跡調査を続けた後も、健康効果が持続していました。」

彼は、健康な食事方法を実践することで、乳がんによる死亡率を低下させ、大幅な医療費の削減になると話しています。


- 健康な食事の利点
この調査結果は、シカゴで開催される米国臨床腫瘍学会(ASCO)の年次総会で発表されます。

ASCOの社長をつとめるMonica Bertagnolli氏は、次のように述べています。
「この研究では、食事によって乳がんによる死亡リスクに違いが生み出せることを示しています。健康的な食事にはマイナス面はなく、良い影響しかないことを明らかにしました。」

イギリスの乳がん患者をサポートする慈善団体「ブレストキャンサーケア」と「ブレストキャンサーナウ」のCEOを務めるBaroness Delyth Morgan氏は、次のように述べています。
「この大規模試験では、乳がんを患っていない閉経後の女性が低脂肪かつ果物や野菜、穀物の多い健康な食生活を維持することで、乳がんによって死亡するリスクを減らすことができるという確かな証拠が示されました。」

「この調査結果は、健康な食生活を促進することが、女性の乳がんによる死亡リスクを下げることにつながる可能性を示しています。」

「時々おやつを食べることは問題ないですが、低脂肪の健康的な食事を続けることにはたくさんの健康効果があります。いつもの砂糖たっぷりのおやつを果物やナッツに置き換えるなど、小さな変更から始めても良いでしょう。」

イギリスでは毎年55,000人以上の女性が乳がんの診断を受けており、11,500人が死亡しています。

キャンサー・リサーチUKの健康広報責任者であるGeorgina Hill氏は、次のように述べています。
「果物や野菜、全粒穀物や豆類のような繊維の豊富な食品を多く含んだバランスの良い健康な食事には、幅広い健康効果があります。そしてこの未発表の研究では、より健康な食事を心がけることで、乳がんによる死亡リスクを減らせる可能性が示されています。」

出典:2019年5月16日更新 The Sun Health News 『Eating more fruit and veg could slash breast cancer risk by 20 per cent, study says』(2019年5月16日に利用)
https://www.thesun.co.uk/news/9085268/more-fruit-veg-cut-cancer-risk-study/