電話: (050) 5534-5772

平日09:30~18:30(日本時間)

JapanRx / 朝食をとばすと脳卒中や心臓病のリスクが高まる

朝食をとばすと脳卒中や心臓病のリスクが高まる

朝食をとばすと、心血管疾患の発症リスクが高まるかもしれません。

この関連を発見した65~75歳の成人6,550人を対象とした研究では、特に脳卒中との関連が強く見られました。

被験者の60%近くが朝食を毎日摂っており、4分の1はたまに摂り、16%はめったにもしくは全く摂っていませんでした。
全ての被験者は研究開始時点では、何の心疾患も患っていませんでした。
17年間以上にわたる追跡調査の中で、2,318人が死亡し、内619人が心血管疾患による死亡でした。

米国心臓病学会誌が実施した、健康状態や行動、社会経済的要因が管理された観察研究によると、全く朝食を摂らない被験者は、肥満や高コレステロールである傾向が高くなりました。

毎日朝食を取った被験者に比べると、朝食をとばした人は心血管疾患による死亡リスクが87%上昇し、全体的な死亡率も19%上昇しました。
また朝食をとばす人は心臓病の発症率も59%上昇し、脳卒中発症リスクは3倍以上に高まりました。

「多くの研究では、朝食を飛ばすことは糖尿病や高血圧、高コレステロールのリスク上昇と関連していることが示されています。」と、この研究を主導した、アイオワ大学で疫学の助教授を務めるWei Bao博士は述べています。
「私たちの研究では、朝食を食べることが心血管疾患の健康を促進する簡単な方法となる可能性が示されました。」

出典:2019年4月29日更新 Independent 『Health news in brief: Skipping breakfast may increase stroke and heart risks』(2019年6月17日に利用)
https://www.independent.co.uk/life-style/health-and-families/health-news/stroke-heart-disease-stress-diabetes-breakfast-a8882601.html