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排便方法が間違っている?腸を健康に保つ5つの方法

腸や便通のことについて、あまり考えることはないかもしれません。
もちろん何か問題が起これば、気が付きます。

しかし、便通によって分かるのは、消化器系の健康状態だけではありません。
おかしなことのように聞こえるかもしれませんが、疾患からストレスまであらゆる兆候が、あなたのトイレ週間に表れるのです。
重要なのは、何に注目すべきか、また各兆候が何を意味するのかを知ることです。

結腸直腸外科医のサラ・ボグラー医師が、腸の健康を保つ5つの方法についてアドバイスしています。


1.    直腸出血を無視しない
軽度の直腸出血があったとき、ほとんどの人はまずがんの心配をするでしょう。
もちろん、大腸がんも懸念の一つです。
しかしボグラー医師は、直腸出血を原因とした大腸がんはわずか1~2%に過ぎないといいます。

通常トイレットペーパーや便に血が付くことの原因は、痔疾もしくは裂肛です。


2.    おしりを熱心に拭きすぎないように注意する
痔疾を患っていると考えている人はたくさんいます。
おしりに痒みがあったり、おしりを拭いた時に余分な皮膚があるように感じるかもしれません。
これは痔疾に違いありませんよね?

このため、多くの人は薬用おしりふきやクリームを使用します。
しかしこの「痔疾」は無くなりません。むしろ、痒みが増幅します。

殆どの場合、皮肉なことに問題なのは、清潔すぎることなのです。
「循環プロセスが起こっているのです。」とボグラー医師は言います。
「良かれと思って水に流せる拭き取りペーパーを使っておしりを丁寧に洗浄し続けているのでしょう。しかし思わぬことに、これは痒みや痔疾があるような感覚を引き起こしているのです。」


3.    トイレを図書館のように扱わない
トイレはリラックスする場所として考えず、必要な場合のみ使いましょう。
トイレのタンク上に積み上がった雑誌や本がある場合、別の部屋への移動を検討すべきであると、ボグラー医師は言います。

これは何故なのでしょう?
「トイレで過ごす時間が長くなればなるほど、腸の動きを酷使することになります。」と、ボグラー医師は言います。
「また、座った姿勢は肛門の血管に過剰なストレスを与えます。これらの要因はどちらも、痔疾リスクを高めます。」


4.    繊維の摂取量に注目する
繊維の摂取に対する反応は個々人で異なります。
ほとんどの人は、毎日繊維をとることで柔らかい便の維持や定期的な排便に役立ちます。
生の果物や野菜は、良い繊維源です。
しかしボグラー医師は、繊維が豊富な食品を食べることで腸の症状悪化に気付く人もいると言います。
「繊維をとると腹部膨満やガスによる痛み、排便困難が起こる場合、繊維の摂取量は減らした方が良いでしょう。」と、彼女は言います。
繊維で効果が出ない場合は、市販の便軟化剤を日常的に服用することで、定期的な排便習慣を助けることもあります。

ニーズは人によって異なるため、自分自身の身体に最も合う方法を探す必要があります。


5.    下痢をしている場合は、脱水症状に気を付ける
短期間の下痢で一番の危険なのは脱水症状、もしくは体組織から水分や栄養が失われることです。
1日3回以上下痢があり、十分に水分をとっていないと、脱水症状を引き起こすことがるとボグラー医師は言います。
脱水症状は治療しないままでいると、深刻な合併症を引き起こすことがあります。

脱水症状を防ぐ一番の方法は、塩と砂糖両方が含まれた飲料を飲むことです。

出典: 2019年10月7日更新 health essentials『Are You Pooping All Wrong?』(2019年11月14日に利用)
https://health.clevelandclinic.org/poop/