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安価な糖尿病薬が延命療法としての可能性を示す

- 承認適応症外
エンジェル投資家であるアリエル・ポーラー氏は、より長く、健康的な生活を送る方法を見出したと考えています。
かかる費用は、月々2ドルのみです。

何百万人もの糖尿病患者が、血糖値の下降をサポートするためにメトホルミンを服用しています。
しかし近年、ポーラー氏や増え続けるシリコンバレーの住民は、延命効果を期待して安価なジェネリック医薬品の服用を始めています。

重要な注意点としては、医学界はこの薬の老化防止効果について未だ確信を持っていないことがあります。
そして、メトホルミンを見込みの薄い延命治療の分野に追いやったまま、ヒトでの研究が行われず、効果の確証が得られることは無い可能性もあります。


- マウスと男性
メトホルミンは何十年もの間、糖尿病治療薬として使用されてきました。
しかし近年多くの研究者が、メトホルミンに別の健康上の利益があるかどうかを探り始めました。

2014年の研究では、この薬を服用する糖尿病患者は対照群と比べて長生きしたことにより、
研究者はメトホルミンが糖尿病患者以外にも有益である可能性を推論するようになりました。
前年度に発表された別の研究では、この薬はマウスの健康寿命と寿命両方を延長できることが分かりました。

上記およびその他の研究結果を受け、ポーラー氏やシリコンバレーに住む彼の仲間は、1錠たった0.05ドルのメトホルミンの処方箋を探すようになりました。

エンジェル投資家のゼン・チュ氏は、ニュース専門放送局CNBCに対して以下のように話しています。
「私は糖尿病ではありませんが、リスクが低いので試してみたところ、すぐに代謝の改善を感じることができました。」


- 予想ゲーム
残念なことに、うわさされているメトホルミンの利益が本物であるのか、プラシーボ効果によるものなのかを判断することは困難です。
単に、ヒトの延命治療薬としての十分な研究がされていないのです。

またこの薬は、下痢や低血糖、腹痛や乳酸アシドーシスなどの副作用が起こる場合もあり、健康を改善するよりも悪化させる可能性があります。

グレッグ・バレル医師はCNBCに対し、自分の患者が糖尿病でない場合は、
メトホルミン処方を求める前に、より多くの人体試験の結果が出ることを待つように推奨すると話しています。
しかしCNBCの情報筋によると、安価なジェネリック医薬品の代替用途研究に対する製薬会社への経済的インセンティブがほとんどないため、
人体試験結果を得るには長い時間がかかる可能性があるようです。

出典:2019年3月25日更新『A Cheap Diabetes Drug Shows Potential as a Life-Extension Therapy』Futurism(2019年4月2日に利用)
https://futurism.com/metformin-diabetes-drug-life-extension