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JapanRx / 失明予防に役立つ可能性のある食べ物

失明予防に役立つ可能性のある食べ物

加齢性黄斑変性(AMD)とは、目の後部にある層で視覚に必要となる、網膜を損傷する目の疾患です。
この疾患を患うと、乱視や、黒点、視界のぼやけといった症状が、時間と共に次第に悪化します。

米国眼科学会(AAO)は、40歳以上の白人の2.5%がこの疾患を罹患していると推定しています。
医療情報サイトMedical News Todayによると、60歳を超えると罹患率はさらに上昇し、このリスクは80歳になるまでに、約14%にまで上昇するといいます。

既知の危険因子には、年齢や遺伝、喫煙、肥満、光曝露の他、脂肪の摂取があります。
そのため、バッファロー大学が行った新しい研究では、疾患を発症した人の食事パターンを特定しようと試みました。
この難治性眼疾患は、罹患者の中心視を歪め、最終的には日常業務に支障をきたすようになります。

公衆衛生大学院で疫学の元修士課程学生のShruti Dighe氏と彼女の同僚は、1987年から1995年にかけて18年以上の追跡調査を行った、地域における動脈硬化症リスク研究(Atherosclerosis Risk in Communities Study)のデータから、AMDの罹患率を分析しました。

被験者は調査の初回と3回目に、29種類の食品群に属する66種類の食品に関する食品摂取頻度のアンケートに回答しました。
ここで見られた2種類の食事パターンは、欧米の食事と慎重な食事(健康的な食事)に分類されました。
同時に、3回目と5回目の調査の際、写真を用いて網膜の病変比較が行われました。

過去のコホート研究はヨーロッパに拠点を置いていたため、研究者は、これはAMDと食事習慣の関連を見つけた米国で最初の研究であると主張しています。
調査の結果、赤身肉や加工食品、精製穀物、高脂肪食品で構成される西洋の食事をとっていた被験者は、後にAMDを発症する確立が3倍高くなることが明らかになりました。

12月6日にBritish Journal of Ophthalmologyに掲載された論文の中の声明で、研究者は以下のように述べています。
「慎重な食事をとったか被験者は後期AMD発症リスクは減少したものの、統計的に有意な結果ではありませんでした。」と、

出典2019年12月17日更新Medical Daily『What You Eat Could Help Prevent Vision Loss』(2019年12月19日に利用)
https://www.medicaldaily.com/what-eat-could-help-prevent-vision-loss-447226